あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

仕事

ねじ曲がったものは、きっと、距離感だけじゃないよね。

リモート作業で原稿の校正をしている。少し前まで、WEB会議やオンライン取引などは、自分にとっては未知の領域で繰り広げられる、澄ました顔をした絵物語のような存在だった。ちょっとおかしな言い方になるが、遠くで眺めている時にはすごくお洒落なものにそ…

明日は何を話そうかな。

自宅待機、自宅勤務の社員が我が社でも増え、社内は活気のない状態が続いている。社員同士の他愛ない会話が楽しみな昼食時も、人同士の接近や飛沫感染を防ぐ目的で、個人のデスクでひっそりと弁当を広げている状態だ。 そんな中でも、新しい面白味を見つけた…

想いを託す。想いを預かる。

リモート作業が出来る社員が、1人、1人、職場から消えていく。通勤する社員は、自宅作業に入った社員からの仕事データを一日中、本社社屋でさばいている。 出来る作業は限られているけれど、課題がこなせないわけではない。多くの手間と、多くの時間をそれ…

諸刃

頼まれた仕事を断る時、絶対にやってはいけない事が1つある。と、私は考えている。 それは、仕事の依頼主に対して、自分の「かわいそうな事情」を語ってはならない、という事だ。 人は、他人に同情する事ができる共感力の高い動物だ。だからこそ、相手にも…

軸足

ストレスなんて、発生するに決まってる。心地よい暮らしを目指していても、楽園を追及していても、その道のりにはストレスという石ころが転がっているわけだから。 ストレスは、何も外側にばかりあるわけじゃない。言ってしまえば、自分自身だって、ストレス…

数値化できないって、そういうことじゃないかな。

損得を考えてしまったら、もう何もできない瞬間がある。この労働は自分がもらっている給与に見合っているのか、とか、別に親しくもないのにあの人に挨拶なんてする必要はないんじゃないか、とか。 そう思うのは勝手だし、確固たるポリシーに基づいて媚びを売…

止まる自由

ゼロから始める人がいる。なんならマイナスの地点から助走を付けて、屈託もなく伸び伸びと飛び越えて行く人がいる。 気負いがないかと言うと、そうではないらしい。初めての経験に多少の恐怖もあるらしい。それでも、そこから始めるしかないから、そこから始…

論点

結果なんて求めだしたら、もうこれは甘えであって、プロセスの無い成功を望むのと同じくらい危うい事だ。どこかに行きたいと思う、次の瞬間にはどこかに着いている、それはとても便利に思えるけれども、あっけらかんと運ばれただけの自分が残る。 柔らかな物…

冒涜

流暢な事がどれほどのものかと言いたい。器用な事がいかほどのものかと言いたい。情熱や努力や親身である事や真心を、どこまで無視すれば気がすむのだろう。 素直であると何か不都合があるのだろうか。恥ずかしさの線引きはどこにあるのだろうか。真摯にひた…

どこに「センス」とやらが、あるかという事です。

営業会議の席で、1つの提案をしました。それについてある社員が反論をしました。会社の業績を伸ばす為に何をしたらいいかを話し合う場で、改善点の提案に対して、批判をする内容でした。 業績アップは必須です。夢や未来や理想も、その土台を構築するから実…

「そんなことくらいで」の「そんな」を、もっと真剣にやってみたい。

複雑な事を、複雑なまま受け入れる力が私は欲しいのです。絡み合ったモノを、単純化して解り易く、誰にでも取り扱い易くして提供できたり、共有できたりすれば最高なのですが、どうしてもそれ以上は歩み寄れない物も中には存在します。入り組んだ物事に関し…

これくらいのお弁当箱に。

私以外の人は必ず私とはいずれ別れる人、というのは、当たり前の事なのですが、その考えに改めて感じ入ってしまうのです。性格も考え方も生活スタイルも違うのに、同じ場所に集まって、同じ仕事に取り組んで、同じように喜んだり悲しんだりしている今を、私…

「無理」は、きっと私達が手作りしている。

無理に穴を開けないと通せない物があるのなら、それはそこを通すべきものではないのかも知れません。ギリギリに無駄をそぎ落としていながら、それでも何かを捨てなければ受け取れない恩恵であるなら、そもそも恩恵では有り得ません。 仲間達は、それぞれが皆…

つなぐ一輪

職場のトイレには、いつも花が飾られています。手洗い場の脇に、小さな花瓶に活けられた季節の花があるのです。小さな出版・印刷会社ですから、ビルメンテナンスの業者などは入りません。所属する会社の社員が自発的に自前で花を持ってきては飾っているので…

夢見ぬ私よ。

私の眠りは、今、とても深く、就寝した後は次の朝日に目覚めるだけです。夢も見ず、本当にシンプルな睡眠なのですが、この眠りになったのは新しい仕事に就いてからです。 出版・印刷業の総務兼営業補佐といった立ち位置で、雑多で多岐にわたる業務や人と接し…

まこと

つまるところは、自分を助けてくれるのは、自分が自覚している「誠実さ」であるという事なのです。 仕事をしていると、失敗や成功は分刻みです。目論見がはずれる事もあり、また予期せぬ棚から牡丹餅もあります。知識のあるなし、経験のあるなし、生まれ持っ…

過つ(あやまつ)、過ちても、なお。

間違ってもやり直せる、と解っていれば、大概の事には臆病にならずに済みます。人の人生を終わらせるとか、故意に誰かを陥れるといった事をしない限り、恐らく、ほとんどの事は「間違ってもやり直せる」のです。いいや、そうは言っても、やり直せない事も世…

いんでん、でんねん。

印伝の名刺入れを購入しました。紅色に染めた鹿皮に、黒漆で唐草を描いた優美な意匠です。定期入れ、印鑑ケース、自宅鍵用のキーホルダーも、私は印伝で揃えています。耐久性もあり、柔軟性もあり、小洒落ているのに主張し過ぎないのが気に入っています。 印…

「人」が作る、って事なんだよなあ、結局。

私は2歳離れた弟を持つ「姉」です。この私が4歳差の2人の息子を持っています。 今、私は仕事で「営業部」に属しているのですが、当然ながら、部署には営業部長と何人かの営業部員が所属しています。部長は女性で、御兄弟は弟さんがいらっしゃいます。課長…

今日は飲みましょう、部長!

若い頃には解らなかった事が、私には結構あるのだとこの頃思い至ります。 多くの会社で、実益を上げている部署を上げるとすれば、販売促進部や広報戦略部なども含む、いわゆる「営業職」「営業部門」ではないでしょうか。そこの部長ともなれば、つまりは、最…

優雅・ゆとり・余裕・ゆったり→アルファベット「Y」から見放された私

それが出来たら苦労はしない、と情けなくなる事が、社会の一員で暮らしていると頻出します。「肩肘張らずに頑張ろう」「言いたい事を我慢せずに」「自分をもっと労わってね」と私を気遣ってくれる人の思いやりを考えれば、これらの厚意に添えない自分がひど…

100-70=?の答えは知らないけれど100円のお小遣いで70円の飴を買ってソレ食べた君は幸せ。

「お金が無くても、何とかなります」に全幅の信頼は、残念ながら置けません。次にステップする為の、足掛かりになる元手は必要だと思いますし、破天荒な事で博打が出来る程、私は身軽でもありません。独り親であるとか、頼れる親類がいないとか、そういうど…

ほらほら、またそのように。

私の手足は、すべからく余白を自由に扱えているのだろうか、と思いました。余裕とか余力とかではなくて「余白」が私には大切に感じられるのです。水墨画にも必ず表現される一見「何もない」空間、あるいは偏りがいわゆる「余白」です。 集中する場所から、遠…

どちらさんも、よござんすか?

新しい企業に内定が出たのですが、希望した内勤でなく「是非、営業職に」と経営陣からプッシュされてしまいました。1次面接、2次面接、内定後の重役面談と進んだ訳ですが、事務系の募集で、そのつもりで応募したら、2次面接の折に「いや、貴女には営業と…

涙を流そう、今はそれで十分だよ。

頑張らない事を、頑張る必要はありません。ゆったりと生きようとする事を、焦って行う必要はありません。 心を解き放って、自分の本当の気持ちを素直に聴いてみましょう、と語り掛けられても、意識して続けている内に、何故か疲れてしまう事もあります。今、…

気に入ってくれなくて、ありがとうございます。

私を「気に食わない」と思ってくれる人がいて、良かったなあ、と思いました。私がわざわざその人の事を遠ざけなくても、相手が勝手に遠ざかってくれるからです。私が相手を吟味して「捨てる」「捨てない」を選ばなくてもいいのです。 縁を切るという作業は、…

遠くて近くて、それでいい。

定型がないから迷う事は沢山あります。自分とは何だろう、幸せとは何だろう、私の進むべき道はどこにあるだろう、そういう物を探して旅に出る人さえいます。旅行雑誌を眺めれば「癒し」の文字が判を押したようにキャッチフレーズとして掲げられています。 こ…

愛すべきサピエンス達

ゆったり暮らすとか、のんびり過ごすとか、時には張り詰めた自分を解き放つ期間があっても良いと思います。緩みを持たせていれば、次に訪れる緊急事態に素早く反応出来る余力を蓄えられる事があります。 だけれども、力まずに自然体でいるのと、無作為にズボ…

やっぱり、悔しいけれど、主人の凄いところ、ここ。

1人あたり1億円の売り上げが、「大したもの」なのか「そこそこ」なのか「とんでもない」なのか。働く事が趣味のような人は生活費が確保出来れば、残りの収入は「おまけ」みたいなもの、と言います。「やりたい事をやって、取り組みたい仕事を請け負って、…

運命=不運←そんな方程式、いらなくないですか?

「それが運命の人なら、例え、貴方が引きこもってたって必ず出会う」。最初に就いた仕事場で、同性の先輩に頂いた言葉です。序列の確固たる部署でしたから、彼女は年下でしたが、先輩でした。思いやりの深い、とても利発な方でした。面倒見も良く、決して相…