あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

雑記

あらわれたものをあらわす。

読解力ではなく、観察力なのか、と思い付いたので備忘録として記す。 テーブルの木目の茶や黄や肌色の奥深い部分の、色の境目のようなところに執念深く目を凝らして見つめ続けるような、観察力が必要ではないかと考えたのだ。表現力を培うためには、その観察…

手指から、するり、するり。

伝える為に作られた「ことば」を、どうにか伝わる形に組み直して送り出したいものだと常々考えている。 どうしてここまで私は「ことば」に執着するのか、解らないけれど。感動的な表現に触れた時に、私の心の底は波立って震えているはずなのに、その振動のい…

切に。

自分の想いを、誰かに伝えようとする行為は、実にいじらしい。 抱える訴えは言葉を尽くして、心を砕いて、方法を熟考して放たれて、ようやく相手に響く形になる。届ききらない内についえてしまう想いもある。発せられる事なく、枯れてしまう想いもある。受け…

回を重ねるごとに、趣きを増しています。

豆苗が好きだ。購入し、まず根元を残してハサミを入れた。水栽培にて2回目の収穫ができるので、水を入れ替えつつ1週間待った。購入したばかりの頃のような太い茎ではないが、それなりに元気に育ち上がった。歯ごたえもソフトで繊細な旨さがある。 発芽の力…

200文字、くるくる。

4月に入って200文字で雑記を書いている。私は言葉選びのプロでもないけれど、200文字という縛りは、自分の心情を吐露するのに便利な制約のようだ。ツイッターは確か140文字(英語圏では280文字)。なので、200文字は「呟き」というより、座談のような戯言の…

ケモノ。

イメージを言葉にする作業って、めちゃくちゃ自分を問われると思っている。頭の中に入って来る像は、言語化できるものばかりだとは限らない。言葉に起すと言う事自体が伝わる形に変換する作業を意味するので、今、目の前で見えている夕焼けや朝焼けの美しさ…

「イイネ!」を育てたい。

こんな時期だからかも知れないし、元々がそういう風土なのかも知れないけれど、良い事を思い付いた人に対して、絶対にどこかからは反対意見が飛んで来る。冷静な判断で、あるいは、好奇心が高じての批判的心理で、強烈な言葉が届く。 だけれど、こんな時期だ…

心打つモノ

不確定な事が多くなると、「自分力」みたいなものが、あからさまに試される。 動かしようのない不幸を前にしたとき、判断力や持続力や瞬発力や慈愛の強さや倫理観や、普段私達が最優先していなかったものが、一瞬にして「生きるカギ」に変わる。いや、そのよ…

出発点に立った勇気ある人へ送られるべきもの。

共通言語を持つ人同士にだけ、共通の価値観が存在するのは当然の事だ。 「やってやれない事はない」というオススメも、「やってやれない事はない」という事を経験した人にしか響かない。「やればできる」という励ましも「やればできる」を未経験の人には、怖…

ミリ単位の差

「気が利く人」という人種は生まれながらにはいないのよ。「気が利くわねえ」と喜ばれて受け入れられている人って、実は、行動する人なのよ。もっと言えば「相手に何かしてあげたいな」と思った、その先を実行できる人が「気が利く人」と評価されているだけ…

取り柄など。

私の眉は、亡き父によく褒められた。父が子煩悩だったせいもあるが、艶めいた事が好きだった父は、美しい物事に敏感であった。職人として過ごしてきた年月もあるだろう、彼は美醜にさとかった。 平凡な顔立ちの私であるが、眉だけは絵筆で描いたように整って…

子供の沽券(こけん)

悲しい話を、悲しそうに話すのが小さい頃から本当に苦手だった。涙をこらえ、わざとおどけて叱られた事もある。 心情を悟られるのが嫌だったのかも知れない。とりたてて隠す必要も無かっただろうけれど。 子供らしくない私を、母も扱いにくかっただろうと今…

「いつの間にか」の思いやり

全部を好きにならなくても、仕事は成り立つ。誰かの事を許せなくても、その仕事は回る。自分が関与しなくても、世の中、わりと良い具合にこなされていく事が多い。だからつい油断してしまう。傍観する側に立ち、好都合に流れた事案へ、いいとこどりで群がっ…

論点

結果なんて求めだしたら、もうこれは甘えであって、プロセスの無い成功を望むのと同じくらい危うい事だ。どこかに行きたいと思う、次の瞬間にはどこかに着いている、それはとても便利に思えるけれども、あっけらかんと運ばれただけの自分が残る。 柔らかな物…

見つめる場所でなく、見渡す場所に立てたらいいな。

それこそ互いの正しさを言い出したらキリがなくて、どちらかが傷付くかどちらかが諦めるまで衝突は続くわけです。良かれと思って言い募る事は、きっと互いの為に有益だと想像して提案されている場合が多いので、簡単に決着がつかないという理屈も解ります。 …

「そんなことくらいで」の「そんな」を、もっと真剣にやってみたい。

複雑な事を、複雑なまま受け入れる力が私は欲しいのです。絡み合ったモノを、単純化して解り易く、誰にでも取り扱い易くして提供できたり、共有できたりすれば最高なのですが、どうしてもそれ以上は歩み寄れない物も中には存在します。入り組んだ物事に関し…

はりぼて

さして物事に動じないようにも見えるところが私にはあるようです。時にふてぶてしくもあり、時に毅然とした姿勢であるとも人には映るようです。その実は全然揺るぎなくもないのに、私には女性らしいたおやかさが欠けてでもいるかに受け取られます。 確かに他…

凌駕する。

つまらない事を言ってしまったな、と後悔する日があります。横暴な発言をしてしまった日、相手の心情を思いやれなかった日、私は長い時間落ち込みます。 発した言葉も、行ってしまった行動も、放ってしまった感情も、示してしまった態度も、そのどれもにリセ…

ひとつ飛ばしなんて。

人は習慣で出来上がっていると思うので、「そういう人」は「そういう習慣」が作り上げた「製品」だとも考えられるでしょう。 人の悪口を言う人は、人の悪口を言う、という習慣が作り上げた「人の悪口を言う製品」なのです。人を大切にする人は、人を大切に扱…

自愛

暇潰しに何かをする事が私にはあまりないので、さては生まれながらの貧乏性かも知れないと最近つくづく思うのです。待ち合わせの場所で人を待つ時には、街の風景を眺めて約束の時間までを過ごします。通勤時間は電車が満員の時間帯ですから電車内で人に寄り…

「正しい者」達の傲慢

善意から出たアドバイスは、誠に扱いが難しいと言えるでしょう。 次男が通う保育園では、園児の父母が運営する保護者会が大きな力を持っています。委員選出は立候補がいなければ未経験者から強制的に選出する事になっています。公設民営の認可保育園で、園側…

あかりの森のちっこい妖精さんから

いつも、あかりの森にご訪問、ありがとうございます。あかりの森の「森主」から伝言です。 『コメントを下さる皆様、ブックマークしてくださる皆様、そして何より、このあかりの森に訪ねてきてくださる温かな方々へ、重ねてお礼を申し上げたいと存じます。 …

無責任な私が知らない事

「私の事なんて、何にも知らないくせに」と、1度くらい誰でも憤った事があるのではないでしょうか。結論から言うと「私の事」など、当の私自身にも解らないのですから、皮膚一枚を隔てた、自分の「外側」の人に解るわけが有り得ません。 ですが、もがいて苦…

その薄紅の

口紅の色を変えてみようかしら、と思う時、女性は少なからず変化を望んでいます。ピアスの穴を開けたり、髪色を染め変えるのと似てはいるのですが、それらよりももっと心の奥深い部分でささやかな波を立てている事が多い気がするのです。 男性が見分けられる…

「今」を決める。

これは私も反省するところなのですが、子供達の「今しかない」を、割と大人が勝手に決定していることが日常生活に多いのではないでしょうか。 勉強の大切さを知るのは、「勉強って大切なんだな」と本人が身に染みて解ってからでは駄目なのだろうか、と思う事…

まことにすがすがしき、ありあまる人

楽しい事を振りまいている人は、本当に凄いと思うのです。楽しい事、と一口に言っても、それは「事」や「雰囲気」や「仕草」や「施し」や「言葉」や「夢」や「きっかけ」や「結論」など、色々な形で表れています。1つの事象としてまとまらずに、例えば「事…

胸の星に願う

感情と言葉の隙間は、この先もずっと「相違」が挟まったままであることでしょう。感動と詩の狭間は、永遠に埋められる事なく「違和感」が居座るのだと思います。英知に富んだ言語学者でも才気に溢れた詩人でも、私達の悲しいわけを、私達に悲しみを突き付け…

触れる先の無き事を知る。

あの日の恋を阻むモノはいったい何だったのだろうかな、と思いをはせる事があります。過ぎた日に、確かにそこにあったはずの情熱を、特に懐かしく思い出すと言うのではないのですが、自分を駆り立てる感情に殉じなかったのは、どうしてだったのだろう、と思…

綺麗な人

「物足りない」のを、余りマイナスのイメージで捉えない方が良いのかも知れません。満足している状態が10であるとするなら、「物足りない」状態は7分目か8分目くらいでしょうか。もうちょっと、何か足しても良い、少しくらいなら当たり障りのない物で埋…

今日は飲みましょう、部長!

若い頃には解らなかった事が、私には結構あるのだとこの頃思い至ります。 多くの会社で、実益を上げている部署を上げるとすれば、販売促進部や広報戦略部なども含む、いわゆる「営業職」「営業部門」ではないでしょうか。そこの部長ともなれば、つまりは、最…