主語がなくても家族だから
「行こうよ」で
通じ合う。
「いいと思うよ」で
分かち合える。
「どこへ」も「何が」も
必要ない。
だって、
家族だから。
それでもまあ
たまにはちぐはぐ、喧嘩もする。
一人一人は、
一人一人で良い。
一人一人は、
一人一人が良い。
最大公約数の「価値観」があって、
最小公倍数の「幸せ」があれば、
私達はたぶん
一緒でなくてもちゃんと家族だ。
一歩一歩の歩幅は違う。
一日一日の過ごし方も違う。
でも、
涙の色も
怒りの傾きも
喜びの奥行も
私達は一つに結ばれている。
自分の立つ場所が
揺るぎないものだと
声を大にして証明してくれる貴方達に
私は全ての誠実を捧げ
笑って
泣こうと
思うのです。
妻として
母として
一人の「人」として
包んでくれて有難う。
君へ。