あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

感情

太陽の照らすところ

陽は昇り、陽は沈む、1人の王が治める王国は、その国王の死と共に1つの時代を終え、また新たな王の誕生と共に1つの時代を迎える、『ライオンキング』を観劇した長男は、この舞台に何を感じたのでしょうか。 たまに息子等と、劇や映画を鑑賞しに出掛ける事…

その薄紅の

口紅の色を変えてみようかしら、と思う時、女性は少なからず変化を望んでいます。ピアスの穴を開けたり、髪色を染め変えるのと似てはいるのですが、それらよりももっと心の奥深い部分でささやかな波を立てている事が多い気がするのです。 男性が見分けられる…

まことにすがすがしき、ありあまる人

楽しい事を振りまいている人は、本当に凄いと思うのです。楽しい事、と一口に言っても、それは「事」や「雰囲気」や「仕草」や「施し」や「言葉」や「夢」や「きっかけ」や「結論」など、色々な形で表れています。1つの事象としてまとまらずに、例えば「事…

胸の星に願う

感情と言葉の隙間は、この先もずっと「相違」が挟まったままであることでしょう。感動と詩の狭間は、永遠に埋められる事なく「違和感」が居座るのだと思います。英知に富んだ言語学者でも才気に溢れた詩人でも、私達の悲しいわけを、私達に悲しみを突き付け…

真摯であることでしか、本当の意味でカバーできないんでしょうね。

要領が良い誰かの事を、必要以上に美化しなくてもいいのではありますまいか。その人とて、例の「要領の良さ」を最初から身に付けていたわけではないかも知れません。繰り返し、失敗もし、深い反省を何度も行い、頭で覚える前に反射的に行動できるまで体当た…

触れる先の無き事を知る。

あの日の恋を阻むモノはいったい何だったのだろうかな、と思いをはせる事があります。過ぎた日に、確かにそこにあったはずの情熱を、特に懐かしく思い出すと言うのではないのですが、自分を駆り立てる感情に殉じなかったのは、どうしてだったのだろう、と思…

星影さやかに。

「CHIRONⅡ(ケイロン2)」は、1億4千万個の天体を描く事の出来るプラネタリウム投影機だそうです。人工的な光、月光、反射光などを全て取り除けば、我々がいる地上からも本来はそれほどの星空を見上げられるという事でもあるわけです。 空に浮かぶ…

笑顔もほどほどに。

最初は虫歯かと思ったのです。上顎の奥が、食べ物や飲み物を口にする度、ジワジワと嫌な鈍痛を発しました。奥歯の治療は大掛かりになりがちですし、仕事の合間で歯科医院に通う手間を考えても億劫でした。40歳を過ぎれば、骨に限らず歯の健康状態も注意し…

ブルースこそは、かあちゃんに似合う。

ただ何も逆らう事なく、3回に1回は我が儘を聞き入れてやろうと思うのです。子供とて「人」です。反対されるのが解っていながら、甘えて来る事もあります。だからこそ無暗に拒絶するのではなくて、知恵を絞って相手をかき口説けば受け入れられる、という充…

今日は飲みましょう、部長!

若い頃には解らなかった事が、私には結構あるのだとこの頃思い至ります。 多くの会社で、実益を上げている部署を上げるとすれば、販売促進部や広報戦略部なども含む、いわゆる「営業職」「営業部門」ではないでしょうか。そこの部長ともなれば、つまりは、最…

あかり

散文的な記載(詩的な表現も含めて)と明瞭な文体と、どちらがより自分の雑記表現として自分に正直であろうか、と、思い描きます。『あかりの森’s blog』を立ち上げた頃は、キャンバスに絵筆を遊ばせるような気ままな記述が多かったように思います。2018年の…

あっちもこっちも、どこでもドングリ。

どうにでもなるよ、という事ほど、その当時は「一生懸命、どうにかしていた」気がするのです。今でこそ「ああ、結局何とかなった」と思い出せる事ほど、自分が無い知恵を絞って何とかなるように踏ん張っていたのですよね。 どうにかなればいいな、と願いなが…

ほらほら、またそのように。

私の手足は、すべからく余白を自由に扱えているのだろうか、と思いました。余裕とか余力とかではなくて「余白」が私には大切に感じられるのです。水墨画にも必ず表現される一見「何もない」空間、あるいは偏りがいわゆる「余白」です。 集中する場所から、遠…

その子の笑顔を責めないで。

悪くなりそうなその場の空気を和まそうとして、不自然に口角を上げてしまう事がありました。張り詰めた緊張をどうにかしようと、無理に笑う事がありました。 「叱られているのに、何をヘラヘラと笑っているの」と、更に相手の大人に怖い顔をされた思い出があ…

「楽しまなきゃ」は「楽しくない」。

人が幸せそうなのを観て、イラッとしても全然かまわないと思います。笑っている他人を、ちょっとは遠慮しろ、と「心の中で」罵っても良いと思います。人の幸福を素直に共感して祝ってあげられないのは、由々しい性格上の欠陥だ、くらいに、世間は非難してく…

礼を尽くす。

根底に流れている物は様々ですが、人を繋ぐ材料は「思いやり」でしか有り得ないのではないでしょうか。近しい間柄、例えば、それが親子でも夫婦でも師弟でもです。そして、一方向からだけが、手厚いものでも関係は崩れます。双方が、丁度良い思いやりを発揮…

フォロワー様各位:当ブログより重要なお知らせ

奇跡のような事が、毎日起こっています。私の『雑記帳』、またの名を『あかりの森’s blog』へ日課みたいにして訪問して下さる方々がいるのです。自分の備忘録にと始めたブログですので、偶然通りかかった人達がフォロワーになって下さる事も、とてもくすぐっ…

雨にかざす。

季節の変わり目には、よく雨が降ると言います。細く降る長雨であったり大地を洗うような豪雨であったりします。遠く雷を聞くこともあるでしょう。モヤモヤとすっきりしない気候に体調を崩す人がいるかも知れません。 水は、いつも何かを連れて来ます。降って…

削ぎ落としても削ぎ落とし切れないもの。それが「物語」なんだよなあ。

私は「物語」のあるモノを好きになる性質です。古民家に心惹かれるのは、そこに蓄積した歴史であったり昔の人々の気配であったりが散見されるからなのでしょう。古物商で安価な小皿を買ったり、部屋の暖簾にでも使おうと古布を手にしたりするのもそれの類で…

香り立つインスピレーション

http://blog.hatena.ne.jp/akarinomori/akarinomori.hatenablog.com/edit?entry=26006613489285836 昨日の記事『ここに全部、あるから』を書いた矢先に、本日は全く真逆の事を書きます。香りが残るモノを極力使用しない我が家でありながら、私は、香水を使い…

今の私がそれを許さなくても、いつかの私はそれを好きでいる根拠

何年後かには、今いる「私」は全く別の「私」へと入れ替わっている、などと書くとミステリアスなSFのようです。しかし、37兆個あるいは60兆個との説がある、人間一人の細胞が入れ替わる速度を考えれば、論理的には元の細胞で構成された「私」は、未来の…

生まれ変わりを愛でる。

1つのモノを、変わらず好きでい続けるのは難しいです。心変わりをせざるを得なくなったり、本当に心が移ってしまっても、それを負い目に感じる事はないと思います。一途でいる事の方が稀で、1つのモノに関わり続ける事の方が、時に危険である場合もあるか…

流れの中に、棹をさす。

イベントが大きく盛り上がる中、元々の意味合いが希薄になり、それにかこつけてお祭り騒ぎになってしまった行事が多くあります。オールシーズン快適に過ごせるようになった生活環境も要因の1つではないでしょうか。暑ければ暑い、寒ければ寒い、恐らく昔は…

私が辿り着けぬ場所

子供達にとって父親である私の主人は、いつまでもヒーローです。正確には「かつて主人であった人」ですが、書類上は未だ夫婦です。昨今は「卒婚」という表現があるそうです。婚姻関係にはあるけれども、全く別の生活を営む夫婦の事を指すとか。これは同居、…

冬日

私の弟には不思議な能力があります。生まれ持った色と言った方が良いかも知れません。ふれあい牧場で放し飼いにされてある馬に「おーい」と呼び掛けると、ポクポク、馬が彼に歩み寄って来ます。犬や猫などの比較的小型の動物ばかりを見慣れている私は、頭上…

柚子と子等と。

「もう、これで十分です」「お腹一杯です、ありがとう」と相手の厚意を適当に切り上げるのは、なかなか難しい事かも知れません。本当に自分が満たされていれば、遠慮なく辞退出来るでしょうけれども、空腹の時や虚無感に苛まれている時には、重ねての恩恵を…

どちらさんも、よござんすか?

新しい企業に内定が出たのですが、希望した内勤でなく「是非、営業職に」と経営陣からプッシュされてしまいました。1次面接、2次面接、内定後の重役面談と進んだ訳ですが、事務系の募集で、そのつもりで応募したら、2次面接の折に「いや、貴女には営業と…

君の心のとっても深いところ

コンビニエンスストアのおでんを時々買います。肉嫌いの長男がリクエストするのと、がんもどきや厚揚げなどの豆腐製品が大好きな次男の為と、シングルかーちゃんの肉体的疲労を和らげるのとで、おでんは大活躍です。 長男の好物は「はんぺん、ウィンナー(ひ…

妖精達の不在

私と主人は「伴侶」というくくりから離れて、かえって色々な内容を話し合う間柄になりました。週末に子供達が主人の家へ泊まる事を許せるようになったのは最近です。私が家を飛び出した頃には、考えもしなかった「今」が、私の日常になっています。 誰かから…

遅すぎた思春期

年末年始を北海道へ一人旅した息子が昨日、無事に我が家へ帰宅しました。 http://akarinomori.hatenablog.com/entry/2020/01/06/110000 昨日の記事『帰京』参照。 現地で私の母に買ってもらった物凄い数のトミカと、一折の焼き菓子の箱を携えておりました。…