あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

暮らし

笑顔もほどほどに。

最初は虫歯かと思ったのです。上顎の奥が、食べ物や飲み物を口にする度、ジワジワと嫌な鈍痛を発しました。奥歯の治療は大掛かりになりがちですし、仕事の合間で歯科医院に通う手間を考えても億劫でした。40歳を過ぎれば、骨に限らず歯の健康状態も注意し…

100-70=?の答えは知らないけれど100円のお小遣いで70円の飴を買ってソレ食べた君は幸せ。

「お金が無くても、何とかなります」に全幅の信頼は、残念ながら置けません。次にステップする為の、足掛かりになる元手は必要だと思いますし、破天荒な事で博打が出来る程、私は身軽でもありません。独り親であるとか、頼れる親類がいないとか、そういうど…

ほころびを縫い繕うのも、私くらいの年代の役目なのかしらね。

東洋医学に「血(けつ)」という概念があるそうですが、私はこれの巡りが良くないのだとつくづく感じるのです。血圧も低めで上も100以下、下では40台で計測されます。直立の姿勢で、頭を振っただけなのに景色がひっくり返る事もあり、例えば大衆浴場で…

ほらほら、またそのように。

私の手足は、すべからく余白を自由に扱えているのだろうか、と思いました。余裕とか余力とかではなくて「余白」が私には大切に感じられるのです。水墨画にも必ず表現される一見「何もない」空間、あるいは偏りがいわゆる「余白」です。 集中する場所から、遠…

なめてもらっちゃ、困るのよ!

豆苗は、実に健気でいじらしい植物です。購入時は、ピッチリとした透明の包装に包まれて真っ直ぐに天を向いて一糸乱れぬ束になっておりました。根元を残して上部を断ち、しっかり育った茎と葉を炒め物にして賞味しました。 根が張り巡った株を栽培容器に入れ…

「楽しまなきゃ」は「楽しくない」。

人が幸せそうなのを観て、イラッとしても全然かまわないと思います。笑っている他人を、ちょっとは遠慮しろ、と「心の中で」罵っても良いと思います。人の幸福を素直に共感して祝ってあげられないのは、由々しい性格上の欠陥だ、くらいに、世間は非難してく…

鬼の居ぬ間

母が、男子に威厳をもって叱る行為は難しいものです。人の心根を見計らう能力が培われて来る頃には殊更なのかも知れません。家庭の「重し」としての「父役」も、我が家では母である私がしなくてはなりませんので、知恵が回り始める月齢の子等には、今一つ貫…

ひもとく。

大阪府生まれで和歌山県出身の私は、熊本県育ちの(元)主人との間に、東京都生まれ、東京都在住の2人の息子がいます。和歌山県生まれ和歌山県育ちの父はしばらく前に他界していますので、今は和歌山県の実家に大阪府生まれ大阪府育ちの母が1人で暮らして…

教授、つまり、貴女は、それが言いたいだけなのではありませんか?

求める力が強いから欲しい物を得るのが犬、だとすると、求めないから与えられる事を熟知しているのが猫、かも知れません。実際は、野生のモノであるので基本的な欲求には忠実ですし、命を繋ぐ行動に関してはどちらとも妥協はしないことでしょう。そこをあえ…

雨にかざす。

季節の変わり目には、よく雨が降ると言います。細く降る長雨であったり大地を洗うような豪雨であったりします。遠く雷を聞くこともあるでしょう。モヤモヤとすっきりしない気候に体調を崩す人がいるかも知れません。 水は、いつも何かを連れて来ます。降って…

削ぎ落としても削ぎ落とし切れないもの。それが「物語」なんだよなあ。

私は「物語」のあるモノを好きになる性質です。古民家に心惹かれるのは、そこに蓄積した歴史であったり昔の人々の気配であったりが散見されるからなのでしょう。古物商で安価な小皿を買ったり、部屋の暖簾にでも使おうと古布を手にしたりするのもそれの類で…

不特定多数が公言する「まとも」という場所より、ちょっとハズレに住んでいます。

「まとも」と言う事がどういう事を指すのかは、分かりませんが、片親であっても、側に居てやれなくても、子供はスクスクと育っていくようです。シングルですと告白した途端に向けられる同情じみた、もしくは相手自身の何かと引き比べているような薄笑いを目…

いざ、装わむ。

すれ違う外国人の方が、晴天の空から切り取ったような美しいブルーのスカーフを巻いていました。赤と黒の大きなチェック柄の外套を羽織って、パッチワークの帽子は無彩色の様々な布で仕立てられています。肩幅の広い、むっちりしたシルエットで、これらを上…

香り立つインスピレーション

http://blog.hatena.ne.jp/akarinomori/akarinomori.hatenablog.com/edit?entry=26006613489285836 昨日の記事『ここに全部、あるから』を書いた矢先に、本日は全く真逆の事を書きます。香りが残るモノを極力使用しない我が家でありながら、私は、香水を使い…

ここに全部、あるから。

我が家では柔軟剤を使いません。理由は幾つかあるのですが、主に綿製のバスタオルの劣化を招くのでそれを避けたいからというのが1つです。それから、量販店で販売されている柔軟剤にはむせ返るような香料が多く含まれているというのが1つです。妊娠でつわ…

もの食う2歳児

大福に目鼻を書いたようにシンプルな顔立ちの2歳の次男が、新年の餅菓子みたいな両手で、自分の手の平の3倍ほどもある大判焼きを握り締めています。そして丸い頬を懸命に動かし食べ進む姿は、母ながら手を止めて見入る価値がある程、すがすがしいのです。 …

流れの中に、棹をさす。

イベントが大きく盛り上がる中、元々の意味合いが希薄になり、それにかこつけてお祭り騒ぎになってしまった行事が多くあります。オールシーズン快適に過ごせるようになった生活環境も要因の1つではないでしょうか。暑ければ暑い、寒ければ寒い、恐らく昔は…

知ってはいるんですけれどね、万能な人なんて、いないって。

主人とは別居していますが、子供達は時々主人の元で外泊をしています。週末に預ける事がほとんどで、ちょっとした特別感もあり、息子達も喜んでいます。私がケチ臭いので、甘やかしてくれる相手である主人の元で夜更かし出来るのが、幼子には楽しくて仕方な…

返品不可

自身のセンスを過信している訳ではありません。お洒落には縁がありませんし、流行にも遅れがちであると認識しています。センスはないのですが、私は私の感性に従いたいと思っています。 電子書籍が一般化しても、この先も図書館や書店で本の表紙を眺めると思…

居場所の本質

大人であっても、最終的に欲しいモノは「安心感」でないのだろうかと思うのです。生活を安定させる為の金銭も、側で見守ってくれる伴侶の存在も、社会に出た時の地位や名誉も、元を辿れば、普遍的な「安心感」に根差しているのではないでしょうか。細分化さ…

我ら『雨降り探検隊』

私には、雨傘がありません。自転車に乗る機会が多いのと、傘を持つと並んで歩く幼い子供を守れないので、手放してしまいました。雨降りの日は、ですから、どこへ出掛けるのもレインコートと長靴です。 病み上がりの次男を連れて、サヤサヤと細かく冷たい雨が…

涙を流そう、今はそれで十分だよ。

頑張らない事を、頑張る必要はありません。ゆったりと生きようとする事を、焦って行う必要はありません。 心を解き放って、自分の本当の気持ちを素直に聴いてみましょう、と語り掛けられても、意識して続けている内に、何故か疲れてしまう事もあります。今、…

こけこっこー!

目覚め。 明るい今日に。 生まれ来る「ワクワク」に。 か細いけれども、強い。 激しいけれども、脆い。 まるで、全部に反骨精神を抱いているような 君の歌。 真っ青な心に 突き抜けそうな飛行機雲の円を描いて 君の希望が 飛び立とうとしている。 だからいい…

「古き良き」と「新しき良き」

『満天の星空観覧ツアー』『最後の清流で遊覧船』『魚市とれたて絶品飯』。旅行好きであれば少なからず心が騒ぐ事でしょう。ちょっと贅沢をしたい時、これくらいのご褒美なら良いよね、というお手頃感にも背中を押され旅に踏み出す折もあるでしょう。非日常…

遠くて近くて、それでいい。

定型がないから迷う事は沢山あります。自分とは何だろう、幸せとは何だろう、私の進むべき道はどこにあるだろう、そういう物を探して旅に出る人さえいます。旅行雑誌を眺めれば「癒し」の文字が判を押したようにキャッチフレーズとして掲げられています。 こ…

幼き富める者

「小腹が空いた」という言い回しがあります。物凄く空腹ではないが、力仕事をするにはためらってしまう状況でしょうか。手っ取り早くおやつの1つ2つ口に放り込みたいような腹具合なのかも知れません。 一般的に健康的な生活をしている人が、うずくまってし…

「元」主人の誘う「ねえ、次の飲み会、君もおいでよ」の要約、出来る人います?

ぽっかり、ふんわり生きている私でも、何もかもが平気という訳ではありません。別居で暮らしている(元)主人からここ最近、よく連絡が来ます。どちら様も年末の繁忙の最中で彼の仕事もひっきりなしであろうに、「昼飯を一緒にどうだろう」「映画を観に行か…

亀とカバ

我が家の台所には、亀とカバがいます。北向きの台所で、昔風の大きな窓があるのですが、その窓の手前がタイル張りの棚になっているので、まな板やボウルやバットの置き場に丁度良い具合です。この棚に、例の亀とカバが仲良く並んでいるのです。 樹脂製で手の…

愛すべきサピエンス達

ゆったり暮らすとか、のんびり過ごすとか、時には張り詰めた自分を解き放つ期間があっても良いと思います。緩みを持たせていれば、次に訪れる緊急事態に素早く反応出来る余力を蓄えられる事があります。 だけれども、力まずに自然体でいるのと、無作為にズボ…

やっぱり、悔しいけれど、主人の凄いところ、ここ。

1人あたり1億円の売り上げが、「大したもの」なのか「そこそこ」なのか「とんでもない」なのか。働く事が趣味のような人は生活費が確保出来れば、残りの収入は「おまけ」みたいなもの、と言います。「やりたい事をやって、取り組みたい仕事を請け負って、…