あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

”あかり”をともす。

11月に40歳になった。

悩ましい事だ。

悪い意味でなく、良い意味で。

40にして迷わず、不惑と言うが、

私に関してそれは嘘。

些細な事で立ち止まり、つまらない事で感動する。

世間様や伴侶などによく笑われるのだが、

いわゆる気持ちの上がり下がり、出処の解らない高揚感、

説明の付きかねる喪失感、根拠のない充足感が

いずこからともなく山霧のように湧いて出て、私の

さして賢くも寛大でもない頭と心に満ち広がっていく。

解きほぐして上手い具合に相手へ伝えられるなら

それに越した事はない。いかんせんそれが出来ないから困る。

 

心に浮かぶ事は、散文だ。森の木々が葉を落とすように

様々な言葉の断片や映像が胸の底へと降り積もっていく。

その降り積もったモノを、時折、気まぐれな風が吹き払っていく。

また、サリサリとそれは積もる。そしてやがて曖昧な森に育つ。

ここにこれから書き記していく事は、そんな他愛なく積もって

やり場のなくなった言葉達の恐らく風景画だ。

芸術的でもなく、感慨深くもない。ただ、40歳の私という

人間が育てるでもなく、捨てるでもなく見つめているだけの

こんもりとしたささやかな「森」なのだ。

私は、今日、この森に手ずから灯りを点し、居心地の良い小屋を

建て、住んでみる事にした。

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