あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

語る背中

男子を育てていて実感するのが、

彼等の聴覚は

遠い場所の音を感知しない

という事。

「遠い」という表現、

これ、物理的にも、心理的にも

当てはまります。

 

むやみに

男子を

台所や居間から

呼びつけては

ならぬのですよ。

 

男子には、

男子として、

成さねばならぬ事が

ござりますのでな。

 

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俺がやらねば

誰がやる。

 

そうなのです。

母は

たまに

無神経にやらかしてしまうのですが、

彼等の集中力を

大した用事もないのに

中断させてしまってはならぬのです。

 

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何用でございますか、母上。

只今、それがし、別件にて

取り込み中でございます。

急ぎの用でありませなんだら、

しばしあちらでお待ち願いたく候。

 

外野の雑音が

何一つ聞こえていない程に

熱中して取り組み続ける。

そういう時は、

往々にして

男子は背中で語ります。

母は、

彼等の「集中力」の糸を

ぶっつり切ってしまわぬよう

そーっとそーっと忍び足。

 

私には

及びもつかぬ斬新な発見が

そこにはきっとあるはずなので。

 

「ただいま」と呼び掛けられて

初めて

「おかえり」と歩み寄るだけの

風景の一部であるのが

よかろうと。