あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

本気の喧嘩がカッコイイわけないじゃない。

貴方の常識で生きていない私。

私の常識で生きていない貴方。

 

貴方は仕事という戦地に出向き、

私は家庭という領地を守る。

 

私達は戦友だけれど、

私達は親友ではない。

私達は共犯だけど、

私達は確信犯ではない。

 

目的はいつも一緒。

なのに時に反発しあう。

どちらかがどちらかの

配下ではないし、

主でもないから。

 

守りたいものはいつも一緒。

なのに争う二人にもなる。

敵対したいわけじゃない。

敵対せざるを得ない事があるだけ。

 

貴方は私の生い立ちをなぞらえない。

私は貴方の来た道を悟り得ない。

別の人々。

哀しいほどに。

二人である事が

歯がゆくせつない時もある。

二人であるが故に

心強い時もある。

 

守りたいものはいつも一緒。

この子達を

この家庭を

この安らぎを。

 

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永遠でないからだろうか。

約束されたものではないからだろうか。

出来得る限りの可能性を信じて

約束以上の強固な保証を求めて。

 

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貴方と本気の喧嘩をすればするほど

どこかで擦り減っていくものがある。

貴方と本気の喧嘩をすればするほど

私の奥底が変色していく気がする。

見栄えの良いものなんか

残るはずがない。

口をつぐむにしろ、

言い募るにしろ、

罵倒するにしろ、

倦厭するにしろ、

呆けるにしろ、

諦めるにしろ、

二人の境界線の交わる所には

必ず、

私と貴方の

大事なものが

存在するから。

 

今の私を、

貴方に立ち向かわせるものも

今の貴方を、

私に抗わせるものも、

本質は同じ、

発端は同じ。

平行に走る二つの線が

折り曲げられて交わり、

ある所ではのびのびとひた走り、

やがて終着点に向かい合い、

その決着の場所で、

常に

私達を従わせるものが

ある。

 

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不規則に

律儀に

無遠慮に

いじらしく

私達を戦わせるもの。

 

この子達。

この聖人の姿をした

か弱い者達の命を賭けて

貴方と私は

本気の

喧嘩をするのだ。

 

昨日も、

今日も、

明日も、

日が昇り、

日が沈み、

区切られるその全部の日々を

愛おしい聖人達の

名のもとに。

 

 

(今月は延べ1000人の方のご訪問を賜りました。

ようこそいらっしゃいました。有難うございます)