あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

大根役者の謝罪

上手く演じる必要はないんだよ。

嫌な事は嫌って言えばいいんだ。

痛かったり、

損したり、

傷つけられたりしたら、

そういうのは好きじゃないって

相手に伝えていいんだよ。

「ごめんね」と謝られても

納得して受け入れられないなら

「いいよ」なんて

返事をしなくていい。

 

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綺麗な事に憧れる大人は

君達に

見栄えの良い劇を演じる事を期待する。

「ごめんね」「いいよ」で、

元通りに修復する理想を

君達の世界に夢見るんだよね。

でもね、

心や体がキュッと悲鳴を上げた時、

不満をきちんと漏らすのが普通だし、

険悪になった原因を探して解決する方が

再び事故が起きるのを防げるし、

何よりも、

「人らしい」と思うんだ。

「ごめんね」「いいよ」は

事故を帳消しにする便利な演劇であっては

いけないと思うんだよね。

謝っても取り返しがつかない事があるんだ、と

悲しい驚きに出会うのも大事。

失った物を悔やんで、もう二度とするまい、と

心に刻むのも大事。

その上で、

自分の気持ちと相手の誠意とを

きちんと受け入れて

「ごめんね」「いいよ」が出来たとしたら

二人はずっとフェアな友達であれると思う。

台無しになる事の重さ

赦しを得る事の有り難さ

それを知る名も無い大根役者で

いればいいよね。