あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

窓辺のおとぎ話

尊い雫が

この世に

音を立てるように

窓辺で遊ぶ君が

ぽつり

遠い異国の言葉を

発する。

 

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何かに気を取られ、

秘密を漏らしてしまった時の

溜息の響き。

 

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開け放たれた窓辺。

梅の香りに淡く染まった

人懐こい風がワッと溢れて、

 

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時折、また人目を忘れた君が

見知らぬ国の詩を口ずさむ。

 

あ、と気付いて照れ笑いをし、

赤ちゃんの振りをして

遊びに熱中する仕草。

 

うっかり姿を見られた妖精が

私達にお辞儀をするような、

もどかしい

陽だまりの

窓辺。