あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

奥さん、聴きまして、Aさんの家の息子さん、反抗期ですってよ?

男の子の母なんて

まあ、あっさりしたもんですよ。

 

昨日でしたかね

一昨日でしたかね

私、

息子に小言を言ったんですよ。

つまんない事ですよ、

おかしな姿勢で座るな、とか

早くパンツをはけ、とか。

そしたら息子、

「お母さんなんて、嫌いっ」

伝家の宝刀、抜きやがりました。

出たよ、出た出た。

生涯最初の「お母さんなんて、嫌い」は

5歳3か月目の記録となりました。

もったほうじゃあないですかね。

最近は、

保育園の送り迎えでも手を繋がなくなりまして

後はコレがいつ出るか、いつ出るか、と

見守っていましたが、

ついに解禁です。

 

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初めてこの大技喰らった時、

想像では、

もっと「ガガーン!」とか

「ぐわっしーんっ!」とか

私の中の何かが、こう、壊滅的に瓦解すると

思ってたわけですよ。

「お、お前、お前、なんてこと言うのぉ……」と

膝から崩れ落ちて泣き伏すくらいの衝撃に

打ちのめされると思ってたわけです。

 

これが、

夢と現実の違いというやつですね。

 

「嫌いだぁ、うるせー、しのごの言ってないで

とりあえず、パンツはけ、この野郎」

いや、そこまでべらんめぇじゃあありませんでしたが

私は即座に撃ち返しましたね。

 

ええ、そんなもんでした。

赤ん坊が腹から出て来る激痛に比べたら

そんなもん、ハナクソです。

男の子の母なんて

似たり寄ったりじゃありませんかね。

 

可愛い、可愛くない、の極論を持ち出すなら

そりゃ可愛くないわけないじゃあないですか。

それよりもまず、

「パンツはけ」が先でしょう。

褒める子育て、叱る子育ての極論を持ち出すなら

そりゃ褒めて育てたいですよこっちだって。

それよりもまず、

「冷める前に朝飯を食え」が先でしょう。

 

もっと極論ぶちかましたら

誰の為の育児ですか、って訊かれたら

「将来の嫁さんを楽にする為」ってのが目下でしょう。

 

男の子の母なんて

まあ、あっさりしたもんですよ。

 

「男の子は小さな恋人ですから。」

いやいや、ご冗談を。

恋人を養い教育し、

命まで張ろうって物好きいますかね。

しかも、

時々、八つ当たりと「うるせーよ」という罵倒の

おまけつきですからね。

立場が逆なら、ネグレクトでしょ。

 

だから

私は啖呵を切るんですよ。

「てめえが男だろうが、女だろうが、そのどっちでもなかろうが、

すべからく、女の股からオギャーって生まれてきたんだよ。

そのくせ女(母)に暴言吐いて、手を挙げるなんざ、1億光年早いんだよ」と。

 

いや、まあ

私の伝家の宝刀はコレなので、

そうちょいちょい抜きはしないですけれど。

 

男の子の親。

あっさりと、ね。

甘からず、まずからず、うまからず。

私が死んだ時にでも

ちょっとだけ寂しがってくれたら

それでいいなあ、と思うだけです。

 

何でもいいから、

飯食って、眠って、うんちして、笑って、働いて、

くじけずに、くさらずに、

とにかくまずは

パンツ、はけ。