あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

「(笑)」

対談記事によくある

「(笑)」。

カッコわらい、なのか、カッコわら、なのか

カッコは読まずに、わら、なのか、しょう、なのか。

「僕、そういうの苦手なんですよ(笑)」

「本当に悲しかったです(笑)」

「やろうと思っても駄目でした(笑)」

「(笑)」が最後に付くだけで、

会話の色がワントーン上がる。

 

「随分、ムカつく事言うね」

これだけ読めば、

不穏な雰囲気だけれど

「随分、ムカつく事言うね(笑)」

「(笑)」が最後に付くだけで、

会話をしている人達の間には

ぽっかりと弾力のある物が浮かぶ気がする。

メールやラインの文章だと、

エモジがこれの役割。

 

使い勝手がすこぶる良いから

平面の文章だとしても、

「(笑)」がある場所には

そこにだけ立体的な安全圏が

浮き上がって見えるみたい。

改まった手紙、

目上の人へのメール、

安易にこんな記号を使えない時には

だから言葉選びにコツを必要とするのかな。

冗談や逆説を述べたら

そのまま伝わってしまって冷や汗をかく、

そんな事がたまにあるからね。

 

「(笑)」。

笑顔が見えないと

成り立たない瞬間が

そう、

私達にはあるんだよね。

「(笑)」。

笑顔があるから

距離が保たれる時が

たぶん、

私達にはあるんだよね。

 

照れ屋さんの人ほど

自分が傷付き易い人ほど

文章に「(笑)」(あるいはそれと似たニュアンスの記号)を

使っているのかもなあ、と

気付いた。

そもそも私が、

「(笑)」の信者だから

我が身を振り返って「そうかもな」と

実感しただけだった。

 

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笑顔は「恐れ」の表現だと聞いた事がある。

群で暮らす高等動物が

自分より上位の者に対し

服従の姿勢を示す表情が

つまりは「笑顔」(に見える顔付き)なのだとか。

「貴方に敵意はありませんよ」と。

だからだね、

笑顔の人には

ついつい心を許してしまうのは。

ニコニコ笑う赤ちゃん。

微笑みが魅力的な美女。

スマイルが売りの若手俳優

ああ、私って、

たあいない。

 

そしてどうせなら

「(笑)」でなくて

笑顔の貴方と

お話がしたい。

 

「付き合ってください(笑)」も良いけれど

「付き合ってください」と

笑顔の貴方から

手を差し伸べられたい。

 

「一緒に頑張ろう(笑)」も嬉しいけれど

「一緒に頑張ろう」と

笑顔の貴方に

抱き締められたい。

 

「(笑)」は

それ以上でもそれ以下でもないから

「(笑)」は

それ以上にもそれ以下にも

成れないんだよね。

 

傷付く事も

全てを認めて

私はそっと

貴方に触れたい。

「(笑)」は

貴方の笑顔を

超えられないから。

 

 

(大勢の方々にブログを見ていただけて、うれしはずかし、40歳。

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