あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

まるを書く。

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必ずそうなんだよね。

ユーモアを失くしている時の自分は

もういろんな角度からも

自分として立っていられなくなってるんだよね。

 

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これいいな、と思っていた事の

つまらない上げ足を取りたくなったり

そうあるべき、と信じていた事の

有りもしない影を憎んだり。

 

一番悪いのは

相手の言葉がどうであれ、

自分を必要としてくれている人がどうであれ、

もう、自分自身を用済みのように結論付けてしまう事なんだよね。

立派な人は立派な人であるだけで

厳かな人は厳かな人であるだけで

何もこちらを攻撃しようとしているわけではないというのに。

そのくせ

姿勢を低くして、

上目遣いに、

卑屈な溜息を吐いて、

両手を後ろに回して

いいえ、私なんてとてもとても、と

薄ら笑いを浮べながら、

本当はあちらこちらから引く手あまたになる事を

あさましく期待している。

自分に都合の良い事を考え始めたら、

一度立ち止まってみた方が良いんですよね。

傷付いているフリに酔ったようになっている自分を

ちゃんと正面から眺めてみた方が良い。

出来れば、正面からよりもちょっと上空から

そう、高性能な偵察機を飛ばしてみた方が良い。

 

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おのおの、もうとっくに気付いているように

都合よくはなりゆかないじゃあないですか。

よその物事が「なりゆかない現実」にすっくり適応しているというのに

勝手にその輪を離れた自分だけが

奇跡の恩恵を受ける訳が無い。

手っ取り早い方法なんてあるわけがないんですよ。

一つずつ積み上げるしかないんです。

うすうす気づいてるんですよね、本当の所。

 

への字に曲がりそうになる口角を

無理にでも上げて自分を励ます。

焼け石に水と思えるような些細な事でも

真面目に取り組まなくちゃならないんですよ。

自分を狙って飛び込んで来た不幸なのだとしたら、

気まぐれな幸福だって、

そんな自分をめがけて駆け込んでくるはずです。

 

剥がれ落ちそうになる自分を

チクチクとマチ針で繋ぎ止めて

根気強く本体に縫い付けてやる。

そこにちょっとした痩せ我慢があるにしろ

悪あがきにしろ

奥歯をグッと噛み締めた瞬間から

次のスタートが切れるわけです。

諦めないって事は

絶対に簡単な事じゃない。

簡単な事じゃないのが分かっているのなら

一から作り直す作業をしなくちゃ駄目でしょう。

一晩寝て、目が覚めたら、

見上げるような立派な城が目の前に立ってる、なんて

夢みたいな事は恐らくないのだから。

 

弱いですよ、私は。

効率よく回る頭も

他を出し抜く機転も

追随を許さぬ体力も

人並み外れた持久力も

何も持ち合わせてなどいないのですからね。

だったら

やるしかないではないですか。

向かい風の中で、

痛くもかゆくもないような顔をして

ヘラリヘラリと笑って過ごす。

それだけが

我が身の盾と信じて進む。

愚かを絵に描いたような突き抜け方。

枝でも石でも指でもいいから

足元の地面に

まず大きな〇を書く。

「ここから出発」

言い聞かせる。

 

寂しさなんて数えても仕方ないんです。

数え終えられるはずもないし、

数えれば数えるだけ

ずっともっと

寂しくなる。

 

はったりでもいいではないですか。

笑う事は罪になりません。

自分を見失わない為に笑う。

そういう戦い方も

残されているんだから。