あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

風が吹いたら桶屋が損する法則

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カチンと来る沸点とやらが

割と低い私が

朝からカチンと来たので

憤懣の元凶である

主人と一戦交えた。

 

巻き添えを食う子供達は

全くたまったものではないのだが、

そもそもの「元凶」がソファーの上

我関せずでふんぞり返っている事に

ますます火に油を注ぐ結果となった。

 

短気な私も大人げない。

無責任な主人も幼稚である。

槍を振り回す私と

亀のように防壁に隠れ

タイミングを見計らって石を投げつける主人。

 

頭上を飛び交う悪口雑言の流れ星に

身を低くして戦況を見守る子供等二人。

申し訳ないと思うが、

腹に据えかねるドロドロしたものを

吐き出さずにおれなかったのが悲しい。

 

「お母さん、怖いねえ」

無責任な花火を打ちあげられたら

「誰のせいでこんな精神状態になってるんだ」と

力いっぱい打ち返したくもなろう。

 

黙り込んで、思い思いのシェルターに避難する息子等。

風が吹いたら

桶屋は、とばっちり。

まことに、まことに

申し訳ない。

それでも回る、一日が回る。

カーテンを開けて、

大きな軋みを上げて、

回る、回る、回転木馬

 

 

(何の緩みもなく、何の過不足もなく、私達は、ずーっと私達なんだと思う。

朝ごはんを食べて、今日一日を想像して、洗濯機を回して、ちっちゃいのやら

おっきいのやら洗い立ての洗濯物を干して。赤ちゃんが泣いて、台所で立ったまま

食事を摂って、出掛ける用意をして、ぐずぐずしている長男を急かして。とりあえず

の不満や愚痴は置き去りにして、ドアを閉めたらそこからが「一日」。バラバラに

ほぐれたそれぞれの家族が、夕方にまた一つの家族に戻るまでの、慌ただしくも

きっと愛おしい一日。始まって、終わって、始まって、終わって。大したことが

出来なくても、綴られていく、織り成されていく、私はこの数々の一日を胸に

仕舞う。)