あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

500文字ブログ:飛び立つ鳥を見送る人。

 お日様が、晴れ上がった空に昇っている、それだけで、今日は一日、良い日に違いないと信じられて感動します。そのような事を呟くと、随分と老け込んだ物だと笑われてしまうに違いありません。もしかすると、無邪気な事を言う大人もいるものだと呆れられてしまう事でしょう。

 確かに子供を授かって、涙もろくもなりましたし、少しの不具合を悲観する事も増えました。とはいえメソメソしていられないので立ち直る術も会得出来てきました。私一人でない身動きの取りづらさ、不便さもありますが、それでも2人の男子がもたらしてくれる悲喜の様々が私を奮い立たせてくれてもいます。

 一日、一回、いってらっしゃいの時に彼等を抱き締めます。胸に抱いた時、彼等の温かい頭のつむじは、私の鼻先にあります。上の子の匂い、下の子の匂い、嬉しい事があった日の匂い、悲しい事があった日の匂い、毎日毎日、私の胸を一杯にしてくれる愛おしい匂いが私を肯定してくれているよう。

 お腹にいた頃には身軽だったのになあ、なんてチラリと思う事もあるけれど、君達の「いってきます」を聞き届ける喜びは何ものにも勝る気がします。

 傷付いたら、戻っておいで。だから、今日も元気で行ってこい。