あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

重要なのは「皮膚より下」って事です。

 失敗を正す事が出来るという能力は、実は物凄い事で、失敗をせずに物事を推し進める事が出来るという事よりも工夫と知力が必要な事なのです。失敗して学べる学習能力も試されますし、何より落胆している自分をあえて鼓舞する事で忍耐力を鍛えられるような気もするのです。そうは言うものの、楽しい出来事が多いに越した事はありません。傷付かない方法があるのなら、それを会得したいのも人の情ではあるでしょう。

 悲観せず、敗因を分析し、もう一度組み立て直してやり直す、このローテーションには予想以上のエネルギーがいりますし、これを産み出す底力も要求されます。だからこそ、やり遂げた時の達成感は病みつきになりますし、本気で良かったと感激する事も出来ます。

 サクセスストーリーが胸に刺さるのは、きっと、後半の辺りにある「主人公の葛藤」や「思いがけない苦悩」があるからなのかも知れません。何不自由ないお金持ちのハンサムが、豪邸を舞台に、順風満帆な恋愛をしたって「全米」は泣きません。

 頑張る人は、絶対にチャーミングなのです。美醜の問題ではなく、皮膚よりも下から発動される「色気」の問題です。

 負けた「けど」頑張った、それだからチャーミング。