あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

鬼の眼にも、ってやつです。

 私、弱いのです。そう告白すると、必ずと言って良い程、世間様を馬鹿にしているのか、と反論されます。男勝りで、強情で、子供の為ならブルドーザーでも担ぎそうな私のイメージとはそぐわないからでしょう。

 主人と別居を始め1年を越えました。書類上では「家族」ですが、現実は「広大な敷地の中の別棟に暮らしている母屋と離れの本家と隠居」状態です。直線距離で500mばかりの場所にそれぞれが住んでいる私達に、ママ友も不思議な顔をしています。当たり前です、すでに夫婦の形態を保持できなくなった私達が、どうしてこんなに身近な場所に居を構えているのかは謎でしょう。

 結局、私も、ドーンと豪放には成れなかったという事だと思います。幼い頃の「学区」など、大人になってみれば大した問題でもないですが、渦中にあった私には親の別居の悪影響が子供には最小限であって欲しかったのです。両親が離れている事そのものは間違いなく「一大事」なのですけれど、動転してしまっていた私には、息子の環境を必要以上には変えたくない気持ちが強く働いたのでした。

 「やるならやってみろ、出るとこ出たるからな」の精神の鬼嫁でも、心細く、背中を丸める事もあったのでした。