あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

気に入ってくれなくて、ありがとうございます。

 私を「気に食わない」と思ってくれる人がいて、良かったなあ、と思いました。私がわざわざその人の事を遠ざけなくても、相手が勝手に遠ざかってくれるからです。私が相手を吟味して「捨てる」「捨てない」を選ばなくてもいいのです。

 縁を切るという作業は、自分自身も物凄く消耗します。人を好きでいるより、嫌いで有り続ける事は予想以上にしんどいのです。自分が傷付かない距離をいつも測らねばなりません。相手の心無い言葉に細心の注意を払っていなければなりません。極力一緒にいないように、自分の行動をセーブしなければなりません。下手をすれば、同席しないよう時間さえ調整せねばならないかも知れません。自身の為に生きているはずなのに、これでは相手の為に生きているのと同意です。

 ですから、相手が私を嫌うままに、私は相手の「気に食わない」を歓迎しようと考えるのです。例え、自分の方が思い入れがあって、しがみつきたい気持ちになったとしても、誰かを遠ざけたい気持ちの方が、誰かに近付きたいそれよりもよっぽどベクトルは大きいのです。なすがままにさせるというのも、逃げの姿勢であって、同時に堅固な守りの姿勢に成り得ます。消極的鉄壁の戦法です。