どちらさんも、よござんすか？

　新しい企業に内定が出たのですが、希望した内勤でなく「是非、営業職に」と経営陣からプッシュされてしまいました。１次面接、２次面接、内定後の重役面談と進んだ訳ですが、事務系の募集で、そのつもりで応募したら、２次面接の折に「いや、貴女には営業としての才能がある」と見込まれてしまい、「期待してますよ」と畳みかけられてしまいました。勿論、丁重にお断りして、内定後の面談にも臨んだのですが「我々の勇み足でした」としながらも「しかし残念です」と締めくくられて、少し苦笑いが出てしまいました。

　働く限りは、手抜きなど考えてもいない事です。しかしながら、いきなりの方向転換を勧められるのも戸惑いは大きいです。勿論、自分が得意としている事と、客観的な立場から「この人はここが良い」と判断してもらえる事とは違っているとは思います。したい事と出来る事が違うように、進みたい方向と、求められているスキルは違います。組織で働く以上、その兼ね合いの上で就労する事になると思うのですが、果たして、私の「営業社員」案が何かの転機となるのでしょうか。

　停滞する業績への風穴となるのか、墓穴となるのか、さてはて。経営も1つのゲームですから。