あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

不特定多数が公言する「まとも」という場所より、ちょっとハズレに住んでいます。

 「まとも」と言う事がどういう事を指すのかは、分かりませんが、片親であっても、側に居てやれなくても、子供はスクスクと育っていくようです。シングルですと告白した途端に向けられる同情じみた、もしくは相手自身の何かと引き比べているような薄笑いを目にする事も少なくありません。「ああ、だからなのね」とか「だったら仕方ないでしょうね」と言った、奥歯に物の挟まった言葉を頂いた事もあります。

 その中にあり、驚くべきは子供の成長です。親の都合で否応なしに(世間様が言う)「まともでない」環境に置かれた彼等は、私の予想を遥かに超えた成熟を見せてくれるようになりました。

 退社したその足で急いで買い物を済ませ、2人の息子を迎えに行ってから帰宅、バタバタと壊れた喜劇の人形みたいに家事に没頭する私。ただ、最低限の生命維持だけを手伝う母を横目に黙々と宿題を済ませる長男に、機嫌よく一人遊びをする次男。何の縮図かと笑いたくなる日が我が家には何日もあります。

 2歳の次男はトイレでおしっこが出来るようになり、7歳の長男は3年生の漢字を拾い読みするようになり、そして母は相変わらず「母」のまま暮らす我が家です。

 こんな形も、あるのですね。