あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

「楽しまなきゃ」は「楽しくない」。

 人が幸せそうなのを観て、イラッとしても全然かまわないと思います。笑っている他人を、ちょっとは遠慮しろ、と「心の中で」罵っても良いと思います。人の幸福を素直に共感して祝ってあげられないのは、由々しい性格上の欠陥だ、くらいに、世間は非難してくるでしょう。だけれども、一方で「自分に素直に生きようよ」と促しながら「マイナス思考に振り回されないで」と「条件」を付けたセラピーを提供してくるのも今の風潮です。

 若い頃、実家の母が、ことある事にご近所様の陰口を呟くのが嫌で堪りませんでした。「あの人この頃は羽振りが良いけど、元々の家柄がどうで」とか「あそこの奥さんは自分の息子の事をひけらかすからいけすかない」とか、人様の噂と言えばそのような雰囲気でありました。多感な時期に聞く、耳障りな陰口、特に、親の口から出る「負の言葉」は、我が親ながら聞くに堪えないと思ったものでした。忠告すると、「まあ、いいじゃない、家の中だけで言ってるんだから」と、相手は悪びれません。

 けれど、結局は、実害のない他愛のない鬱憤晴らしであったのです。

 笑える時に笑えば良い、他人と同じように楽しい気持ちになれない自分を責めなくて良いのです。