１００－７０＝？の答えは知らないけれど１００円のお小遣いで７０円の飴を買ってソレ食べた君は幸せ。

　「お金が無くても、何とかなります」に全幅の信頼は、残念ながら置けません。次にステップする為の、足掛かりになる元手は必要だと思いますし、破天荒な事で博打が出来る程、私は身軽でもありません。独り親であるとか、頼れる親類がいないとか、そういうどうしようもない事を「不幸の種」として言い立てているのではなくて、いざ使うべしという時に、使える金銭があると言うのは、はっきり言って心強いと思います。

　貯める為に稼ぐのではなくて、私は「使う為に」働きます。刹那的な思考であると、それを危ぶむ人もいますが、自分や家族を楽しませる、喜ばせるには、時に金銭的根拠が大切になります。平凡な例えであれば、旅行、外食、体験イベントには、交通費も含めて、僅かなりにも私達をその空間に運んでくれる労力が必須になります。「工夫次第で何とでもなる」エコな考えを否定しているのではありません。思い描いた事を忠実に再現する為には、時々、工夫以外の力が要るという事です。

　汚い使い方を見てしまうと「お金は汚い物」と擦り込まれてしまうでしょう。けれども、自分が手に入れた金銭を、正直に有意義に使用すれば、それこそが豊かさを産むと知りたいものです。