あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

過つ(あやまつ)、過ちても、なお。

 間違ってもやり直せる、と解っていれば、大概の事には臆病にならずに済みます。人の人生を終わらせるとか、故意に誰かを陥れるといった事をしない限り、恐らく、ほとんどの事は「間違ってもやり直せる」のです。いいや、そうは言っても、やり直せない事も世の中には多い、との反論もあるでしょう。では、やり直せない、と見積もって、後回しにしたり、果ては手を付けずに最初からそこに存在しなかった如くにして見捨ててきた事がどれほど多くあるでしょうか。

 間違うという事は、それに取り組んだという事です。それに触れて、考え、力及ばず、挫折し、あるいは後悔し、改めて自分を見つめ直したという事です。取り組みもしないのに、想像だけでそれを安く値踏みして、勝手に「自分には取り組む価値も無い」と結論付けて(という格好にしておいて)距離を置いてはいないでしょうか。

 「無謀」は「勇猛」とは別でありますから、課題へめっぽうに体当たりせよというのではありません。間違う事よりも間違いを間違いだと認めてやり直す事は、よっぽど困難を伴います。その困難を選んだ人を、間違うことすら忌避し、斜めに構えてやり過ごした人が簡単に笑ってはならないと思います。