あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

「今」を決める。

 これは私も反省するところなのですが、子供達の「今しかない」を、割と大人が勝手に決定していることが日常生活に多いのではないでしょうか。

 勉強の大切さを知るのは、「勉強って大切なんだな」と本人が身に染みて解ってからでは駄目なのだろうか、と思う事があります。教育熱心な方には無縁な考えなのでしょうけれども、私は、子供がパッと目覚めてから知る「あ、これは大切だ」という閃きは実は人生において彼等にはとても重要な事のような気がするのです。

 私の母は私達姉弟へ事あるごとに言ったものです。「出来る時にしておかないと、いざ、したいと思っても簡単には出来ないものなのだからね」と。母は戦中生まれですので、特に女子が教育を受けにくい時代に育った人でありました。ですから、学校で落ち着いて勉学にいそしむ環境は得難いものであったに違いありません。

 一方、現在はどうでしょうか。確かに、頭の柔らかい内に多くの教育を降り注ぐのは利点があると私も同感です。ですが、「今しかない」の「今」は、誰の目線なのか、と思わずにはいられません。

 物事に取り組む時の子供達のエネルギーは、彼等が本気になっている時にこそ、燃え盛るのではないでしょうか。