あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

おとなだまし

 こどもと遊ぶのであれば、やはり、こども以上に賢くなくてはならない、とつくづく思い知ります。こどもだましという言葉がありますが、こどもは底抜けに純粋なだけで、馬鹿なわけではありません。むしろ、大人などよりはるかに賢いのです。

 こどもは、どんな相手でも一列にして眺めます。肩書があろうがなかろうが、その人にハンデがあろうがなかろうが、お金を持っていようが持ってなかろうが、あっちの人に「おはよう」を言って、こっちの人には「おはよう」を言わないという小賢しい事は考えません。この人に「おはよう」を言った方がいいのかな、とこどもが思ってしまっているのだとしたら、それは、彼の近くの大人が、必ず、人によって態度を変えるような仕草を彼に見せているのだと思います。近しい人の行動や言い方を、教えられる事なく模倣してしまえる才覚がこども全部には標準装備で生まれながらに備わっているのです。

 こどもはすぐに相手を「見破る」能力を持っています。「この人にはこういう受け答えをした方がよさそうだ」とこどもに思わせたら負けです。大人はこどもと「遊んでやる」という感覚では危ないと思うのです。大人はこどもと共に「底抜け」でないと。