あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

無責任な私が知らない事

 「私の事なんて、何にも知らないくせに」と、1度くらい誰でも憤った事があるのではないでしょうか。結論から言うと「私の事」など、当の私自身にも解らないのですから、皮膚一枚を隔てた、自分の「外側」の人に解るわけが有り得ません。

 ですが、もがいて苦しんでいる最中には、自分以外の誰かのせいにしてしまいたかったり、望まない状況に陥ってしまった不幸を世間に知らしめたい心境になってしまうものです。ここでないどこかへ行ってしまいたかったり、誰にも会わないで一日を過ごしたい気分になる事もあったかも知れません。

 そうは言うものの、結局はどこかの一点で踏ん切りをつけ、少しの諦めを持ってか、あるいは、わずかながらの希望を抱いてか、果ては現実的な飢餓に促されて次の扉を開かざるを得なかった事でありましょう。

 自分自身が不安定なまま、片付けなければならない事ばかりが増えて行くのなどは、当たり前の事で、服を着れば洗濯をし、腹が減れば飯を作る、眠りたければ寝床を設えるしかないといった事と同じです。

 私の事は誰にも解りませんが、私の事を知りもしない人のそれも、私が肩代わりしてやれはしません。無責任に責任を負わせてはいけないのです。