あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

太陽の照らすところ

 陽は昇り、陽は沈む、1人の王が治める王国は、その国王の死と共に1つの時代を終え、また新たな王の誕生と共に1つの時代を迎える、『ライオンキング』を観劇した長男は、この舞台に何を感じたのでしょうか。

 たまに息子等と、劇や映画を鑑賞しに出掛ける事があります。まだ入場年齢に達していない次男を預けて、長男とだけで劇団四季が公演している『ライオンキング』のミュージカルを先日観ました。子供の観客が多いかと思いきや、客席は大人に埋め尽くされ、ロングランを続ける人気演目ですから、そうもあるのだろうと考えましたが、下火になりつつあると言われている演劇世界の噂は本当だろうかと疑わしくなる程の盛況ぶりでした。

 私の中で1番の見どころが、主人公シンバが子供から少年になり、また大人になる過程で、過去の悲劇と向かい合うシーンのいくつかです。父王の死の原因となった自分を受け入れ、また、父の偉業を受け継ぐ為に彼は立ち上がるのですが、その彼を宿敵との闘いに導く描写シーンに壮麗な星空と美しい舞台装置が登場します。これはシンバが父王を失うヌーの暴走シーンと共に圧巻でありました。

 息子の胸に響いたものが、いつか彼を励ましますように。