あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

「正しい者」達の傲慢

 善意から出たアドバイスは、誠に扱いが難しいと言えるでしょう。

 次男が通う保育園では、園児の父母が運営する保護者会が大きな力を持っています。委員選出は立候補がいなければ未経験者から強制的に選出する事になっています。公設民営の認可保育園で、園側でも通常の保育とは別に季節のイベントも積極的に行ってくれています。仕事をする為に、日中預けざるをえない私は、健康的に衛生的に安全に保育していただければ十分ですから、その最低限を守って下さっている保育園の方々の姿勢は実に有り難く思っておりました。

 園の運営が心もとないと判断しての助力で保護者会が存在するのなら良いのですが、「より良い情緒教育の場を」と求めるあまり、運営委員選出に「強制力」を持たせるのには、私は反対です。質の良い保育を提供する為に「致し方なく」委員を決めなければならないのであれば否応なき所です。ですが、それも「幼稚園」ではなく「なぜ保育園に」子供を預けている保護者がいるのか、を考えるべきではないでしょうか。

 「大変だけれど、保護者会に入って私も友達が出来たよ」と、ある保護者から言われました。善意とは、時に、度し難い傲慢をはらむ物だと思いました。