あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

こどもイズム

 努力する事そのものに、夢中になれる子供達は、眩しいです。近道をすればいいのに、ずるい事をすればいいのに、自分にルールを課して彼らなりの「正しさ」を貫くのです。時々、友達同士で、互いの「正しさ」を戦わせる事はあるのですが、何等かの形で決着が付けば、再び最初から心に決めていた課題に取り組み始めるのです。

 彼等には「面倒臭い」が存在しません。効率性は度外視です。それが、子供が子供として成り立つ姿であるのかも知れませんが、だとすればどうして、私達はそんな非効率的な彼等の成り行きやしぐさに感動すらするのでしょうか。

 今までの成長の中で、試行錯誤を繰り返した上での取捨選択の学習を会得してきました。これこそが世界を回し、経済を発展させてきた事を否定するつもりはありません。大人は大人らしく、自分の為に、誰かの為に道を作って行くからこそ、そこを通る人達は別の場所、別の出会い、別の幸せを作る事が出来ています。

 ただ、無心に砂山を作っていた自分に会いたくなる時があるのです。競い合って飛び越えた小さな用水路を思い出す時があるのです。楽しむ事から、全部を作り出していたかつての自分に会いたくなる、そういう事でしょうか。