あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

てわけ

音の出る絵本とか、動画で読める新聞とか、位置を追跡できる地図とか、食物繊維が摂れる調味料とか、声に反応する家庭電化製品とかいう複合的な「便利」が私達を満たしてくれる一方で、赤ちゃんの笑顔のしくみとか、せせらぎが脳に安らぎを与える理由とか、秘伝のタレの究極食材とか、そうせざるをえなくなった時の男性の深層心理解説とか、とにかく分解して原因やら元来の姿やら出所やらを、私達は知りたくなりウズウズする。

ただ、ただ、知って安心したいだけだったり、納得して知識を増やしたいだけだったりするわけだが、そうした一種の「そうなのね」の気付きを得るのは、本当に人体の不思議だとも言える。

いわば、素数にまで粉々にした物を、また組み合わせて無限に近付けて行く作業をし、またある一点まで来て再び、掘り下げ、手を加え、素数に戻す。三途の河原で積み石を蹴飛ばしにくる獄卒みたいな事をしているのだ。

色即是空。空即是色。そのように。