あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

まつわる

その時、相手も私と同じような心境であったかは解らない。将来的に家庭を持って、子供もできて、年を取って、連れ合いをなくすか子供を独り立ちさせるかして、身近に寄り添える人がいなくなったら、結婚はしなくてもいいけれど、気が向いた折に縁側で茶でも飲んでいたいよね、と話し合った人が私にはいた。

随分前に彼は独り身に戻ったと言っていた。あれから随分経つ。私が東京に嫁いでからは互いに音信はない。想い合っていた頃もあった、付き合っていた頃もあった、顔を見なくても同じ事を考えているのが解るほど、私達は波長が合っていた。別れてから、手紙のやり取りもしていた。遠い記憶になってしまったが、電話の1度や2度はしたかも知れない。

宇宙の話もした。可愛い野花の話もした。命の話もした。死について議論もした。

恋しく想う気持ちは失せてしまっているけれど、親しみだけが残ったから、あのひとときは正解だった。

色恋でくくるには勿体ない。