あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

”可愛さ”について、考えてみた。

「可愛いなあ」と、しみじみ溜息を吐く時がある。

その感想が失礼にあたるくらい、年配の方に対しても、その感慨が的外れに思えるほど、堅苦しい物事に対しても、私はしみじみと目を細め、頬の辺りをキュッとし「可愛いなあ」と自分の口許に手をやる。

可愛いモノは溢れている。そのどれもが確かに「可愛い」のだろうけれど、大切なのは私がしみじみと溜息を吐くかどうかだ。可愛い事は、切ない事とも連動しているし、悲しい事とも繋がっているし、驚きとも親戚だし、怖さとも呼応している。

もしかしたら、とても刹那的な感情かも知れないが、可愛さというのもどこか永久でない、気まぐれな性質のものである気もするのである。

永遠に可愛いモノは、果たして、永続的に「可愛い」だろうか。どうかすると、不気味、ともすれば、不可解なのではなかろうか。

「可愛いなあ」と私が胸を縮める時、もうすでに私が見ている「可愛い」は通り過ぎている。

可愛さは、冷たい。