あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

ほな、「けつね」でもどやろか。

献立に困ると、きつねうどんを作る。いや、困らなくても、食べたくなるので、作る。

手付き小鍋で、簡単に作る事ができるので造作ない。出汁は魚介なら何でも良い。我が家は鰹出汁だが、昆布でも煮干しでも十分美味しいと思う。ただ、私が関西の生まれであるから、醤油は薄口を使いたい。濃い口は魚の臭みを取るのと、風味づけに追って足す程度だ。そうそう、これは一手間であるのだが、味醂は本みりんを使う。そうめん出汁を作る時には煮切ってしまうが、うどん出汁なら構わない。

元々、忙しい商人が、おかずと主食を同時に掻き込むのに便利だというので、きつねうどんが産み出されたらしい。誕生地の説はいろいろあるが、およそ商売の町、大阪であろうというのである。せっかちで、合理的な事が好きで、食い倒れ万歳の大阪。

そのような場所で生まれた母が作るきつねうどんが、東京生まれの息子達の「お袋の味」になるのは面白い。この出汁の味、おぼえててや。