あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

我が平熱を知る、という事。

とっさに何かしなければならない瞬間が、大人にはわりと日常に多くあって、思わず飛び出た一言だったり、知らずにしてしまった行動だったりがあるのだ。ただならない時や、不如意の時に限って、急を要する事が発生し、私達は自分の幼稚さや勉強不足を白日の下にさらされる憂き目に遭う。

裏を返せば、とっさの折というのは、素っ裸の自分が放り出されてしまうので、肩書でどうにかなるものでもないし、付け焼刃でしのげるものでもない。浅はかな猿知恵で勝負しようものなら、それこそ恥の上塗りになりかねないのだから、やはり「日常の姿」というのは、馬鹿にできない。

中でも油断ならないのは、言葉遣いだ。罵倒とかスラングとか、いわゆるお上品でない言葉の多くは、「尋常でない時」によく発せられる。「尋常でない」状態の「常」は、日常の「常」の意だから、基本に置くべきは、ハレの日でなく平凡な日々の繰り返し、という事にもなろう。正しく日常を歩く。