あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

運命=不運←そんな方程式、いらなくないですか?

 「それが運命の人なら、例え、貴方が引きこもってたって必ず出会う」。最初に就いた仕事場で、同性の先輩に頂いた言葉です。序列の確固たる部署でしたから、彼女は年下でしたが、先輩でした。思いやりの深い、とても利発な方でした。面倒見も良く、決して相手をないがしろにしない頭の回転が速い人ですが、時々、とんと的外れの事も真面目な顔をしてやらかしてしまうので、緊張感が漂う場にも柔らかい笑いを連れて来る存在でした。

 運命と言うものが、私達の人生にきっと訪れるモノであるのだとしたら私達が明日を目指している限り、容易に振り払えるものではないかも知れません。けれども、その運命とやらが「不運」と絶対に言い切れるものではないはずです。幸運を願って希望を結ぶのですが、たまたま踏み外した先が不運という形であるに過ぎないのです。性に合わない人が上司だった時もそう、不得意な仕事を振られて苦しんでいる時だってそう、私達は何とか「不運」と格闘しながら毎日をしのいでいます。

 不運と折り合いを付けるのは本当に難しいです。だけれども、それこそが運命なら、自分に温かい涙を流せる瞬間も、泣けるほど有り難い抱擁をくれる人にも必ず「出会う」。