2017-12-19 破格のけれんみ 季節 自分 及びも付かない 感受性は もはや、こちらサイドに あるのではなく、 むしろ、 あちらサイドに 綿々と受け継がれ 披露されているのに 違いない。 藪の中に 燐光を放つ白い南天やら 生存競争を演じながらも 絶妙な曲線を描く樹々や いっそ下品な程に 溢れる生命力の発露やら 立ち尽す姿までが 生け花のそれをなぞるなど。 人の審美眼とやらが いかほどのものか、と せせらわらうような 野生のけれんみ。