じっと手を観る。
誰かの為に頑張れている時は
きっと自分の限界を超えている。
自分の為に頑張っている時は
苦しければ何度も修正が利くし
どんなふうにも自分を慰める事が出来る。
行うのは自分だし
許すのも自分だから
納得しないまでも妥協点を見つけられたら
取りあえずの解決や格好がつくからね。
一度誰かの為に舵を切り始めたら
もう後戻りは出来なくなる。
それは責任というものであろうし
人から寄せられる期待を負う事だろうし
信頼を元にした繋がりに左右されるように
なるからだろう。
ただ、
そこからが「仕事」なんだな。
相手の想いに向き合う事から出発すれば
それが仕事の価値なんだよな。
自分が楽しむっていうのは
もしかしたら初歩の初歩で
時にそれは我欲なのかも知れないんだよ。
人が喜ぶ事を楽しんでやっと
仕事を味わうって域に達するのかも知れないんだよ。
「貴女は仕事が好きですか」って訊かれたら
「喜ばれるような仕事をするのが好きです」
その答えが今の自分には一番しっくりくるんじゃあないかな。