「ぱれ部」活動日誌(『あかりの森’s bog』課外活動報告記):山中湖温泉(忍野八海→ホテルマウント富士→富士急ハイランド)8/18・19 前半
山中湖温泉への旅。宿泊先は「ホテルマウント富士」で、1泊2日の小旅行でした。5歳園児と1歳半園児を連れ歩くには1泊くらいが丁度良いのかも知れません。JR立川駅からのホリデー快速はほぼ満席。家族はバラバラになりましたが、幸い全員が座れました。盆休み最後の土日ですので混雑は無理もないでしょう。救いはこのところの爽やかな気候です。旅程一貫してうだるような暑さからは解放されました。
大月駅で富士急行に乗り換え。紅色の車体の観光列車に乗車です。大きな車窓と、木目を基調にした明るい車内。電車好きの長男は始終御機嫌。子連れの移動において、息子達が乗り物好きであると本当に移動時間は平和ですよね。まだまだ赤ちゃんの次男は時々グズりますが、殊に長男に至っては車だろうと電車であろうと「もう、グズって大変!」という経験が赤ちゃん時代から皆無です。有り難い。
富士山駅で下車。周遊バスで一路、忍野八海(おしのはっかい)へ。富士山からの湧水が自然と湧き出している一帯が景勝地として名所になっております。あっちにもこっちにも想像通り人が密集しておりました。その分、環境整備もされており、我が家の幼い人達も何とか親からはぐれず、頑張って歩けました。半分はアジア系の観光客でしたか。あらゆる言語が飛び交っていて「さすがは世界遺産」と、観光後は少しグッタリ。
私がここでの初めての経験は昼食に名物の「ほうとう」を頂いた事。きしめんよりもうんと太いもっちりの麺は、夏場に食べても元気がモリモリ湧いてくるよう。海鮮ほうとうを注文したので、魚介風味の味噌が太麺に染み込んで美味。次男もグングンおかわり。
入った食事処は参道のすぐ外に店構えがあり、私達は混雑を避けてそこで食事を摂ったのですが、とにかくお店の作りがユニークでした。客席は畳敷きの座卓席。子供連れはこれに限ると思います。そして私達の度肝を抜いたのが、店の奥に設けられたステージ(?)。店舗自体、下を流れる小川に迫り出すように作られているのですが、なんと、床も壁もガラス張りのステージはその小川を踏むようにして設計されているのです。つまり、透明な床部分を眺め下すと、清流の中で泳いでいる真鯉の群を踏みしめているかのような趣きになれるのです。これには息子達は大興奮。新たに入店した親子連れも、漏れなく子供はステージに上がっていきます。いやはや、思わぬ所に子供を喜ばせるアトラクションがあるものです。観光地の飲食店らしく店員の方々も大変親切で、混雑を避けた末の店選びでしたが、良い思い出になり嬉しかったです。
忍野八海からはそのまま宿泊所に向かいました。今回のホテルは山中湖から200mも高所の高台にあります。シャトルバスが出ているのですが、忍野八海からではなく山中湖まで移動しなくてはなりません。車道はやはり盆休みの都合で渋滞気味。忍野八海から山中湖まで自力でバス移動です。大きな旅行鞄を抱えた海外の方達で車内はごった返していました。けれどもここでも何とか座席確保が叶いましたので一安心です。何度も言いますが、天候は大事ですよね。爽やかにカラリとした夏の日、汗はかきましたが疲労度が違います。
山中湖で下車して、シャトルバスを待つ間、歩いて3分の位置にある山中湖畔で時間を潰しました。白鳥の足漕ぎボートに混じって、本物の白鳥が2羽、青々とした水面に浮いて、のんびりと羽根を休めておりました。ここまで来ると、水際を通り過ぎる風が肌に冷たく、夏日とは思えない程、空気は冴えきっておりました。噴き出ていた汗も一気に引いていくよう。さすがは避暑地、束の間の涼味に身を委ねます。
程なくシャトルバスが到着。ホテル好きの長男お待ちかねの宿泊施設へ出発です。
(続く)