あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

妖精達の不在

 私と主人は「伴侶」というくくりから離れて、かえって色々な内容を話し合う間柄になりました。週末に子供達が主人の家へ泊まる事を許せるようになったのは最近です。私が家を飛び出した頃には、考えもしなかった「今」が、私の日常になっています。

 誰かから見れば不正解、誰かから見れば同情の余地あり、誰かから見れば賛成、誰かから見れば当然、自分ではない「誰か」にとっては非日常の日常。時々、この日常が我ながら不思議な感情を私にもたらします。例えば、子供が主人の家(私の元居た家)に外泊した夜、私はこの何とも言えない不思議に満ちた日常を味わう事があります。

 いつもであれば、狭い部屋に2組並べられる布団を1組しか敷かなくても良い事に気付いた瞬間であったり、誰に対してのやましさも必要としない夜更かしに、奇妙な安心感を抱く瞬間があったりします。これを寂しさと名付けてしまえばとても簡単なのですが、どうも私のそれはそういう事柄とは違う気がするのです。確かに寂しさも「部品」なのですが、見つめなければならない物は、ずっと大きいモノのような気がします。

 私にとって純粋で無機質な自由というのは、きっとこんな形をしているのでしょうね。