あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

返品不可

 自身のセンスを過信している訳ではありません。お洒落には縁がありませんし、流行にも遅れがちであると認識しています。センスはないのですが、私は私の感性に従いたいと思っています。

 電子書籍が一般化しても、この先も図書館や書店で本の表紙を眺めると思います。ネットショッピングが便利になっても、量販店で服を手に取っていると思います。自力で歩ける限り、スーパーで野菜や魚を選び続け、手が震えるまでは、親しい人への手紙はマメに書き続けるだろうと思います。

 別に「便利」を非難しているのでも、興味が持てないわけでもありません。Aでなければ、B、BでないというならA、という狭い範囲の話ではなく、Aがあっても私はAを選ばないですし、BがあってもBには染まらないというだけの話なのだろうと思います。

 「さもなくば」と挑み口調で論ずる内容なのではなくて、私は「その方が好き」という感情の曲がり角を、自分の足で、ヨボヨボしながらも杖を使って一人歩きしていたいのでしょう。

 私を満足させる物は、きっと私の感性でしか補えません。選びたい物は、生身の私が通り抜けて来た場所にしかありません。簡単に返品出来てしまえる「私」ではないですから。