あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

勝負する日

 7歳の息子は学童保育所で『UNO』というカードゲームを覚えてきました。早速、休みの日に文房具店でデッキを1つ購入し自宅で私と対戦しました。

 風呂上り、歯磨きも済んで後は眠るだけの少しの時間に、2歳の次男が見守る中、私と長男と2人きりの勝負です。配られた手札をルールに従って早く無くした方が勝ちというのですが、何しろ大勢で参加するのがより楽しめる遊戯ですから、あっという間に我らの試合は終わってしまいます。それでも6戦して引き分けましたので、1年生の実力もなかなかです。ゲームの規定を理解し、勝っても負けても、きちんと成り行きを楽しめている息子の姿に接し、私はまた彼の進歩に胸を温かくしたのでした。

 子供が最初に覚えて来たゲームのルールは何でしたでしょうか。勝ち負けを問われるならば、ジャンケンであったかも知れません。それも覚えたての頃は、チョキも上手に形作れず、グーのようなパーのようなハサミの形を小さな手の平で懸命に表現していました。勝ち負けの意味も解らず負けてもヘラリと笑っていたあの息子が、今では負け戦には唇を弾き結んで、静かに不満をこらえているのです。

 育ちゆく若鳥の頼もしき行く末を見る思いです。