あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

貪する心

いつから私は、このように欲深くなってしまったのかと思う。

とにかく無事に生まれてくれ、とにかく息をしていてくれ、とにかく元気に過ごしてくれ、そんな事ばかりを願っていた我が子に、ああしろ、こうしろと、うるさい小言を飽きもせず言っている。食べこぼして何が悪い。服を汚して何が悪い。勉強に手間取って何が悪い。多少、後に我が子が困る事態になるかも知れないので、ほどほどの手助けは必要だろう。が、まくしたてねばならない事由なのだろうか。

どこまで私は強欲になれば気が済むのだろうか。我が子のため、という免罪符をかざせば、自分を納得させられる気持ちにでもなるのだろうか。その日、その時が、健やかであるなら、それでよし、としてきた過去は、間違いではない。けれども、いつしか私は何かに急き立てられるように子供達を追い回してきた。

寝顔を見ると思い出す。ああ、よくも、あの子がこのように、と、幼かった日の「あの子」が重なる。