あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

ミモザ

花屋の店先に

黄色い小さなポンポンを

丁寧に縫い付けて房飾りにしたような

花があった。

ミモザだ、と

しばらく見惚れた。

 

スッキリと晴れない

薄曇りの道を歩いて来たから

余計にその彩りが

心を掴んで離さなかったのだろう。

 

黄色という色は

何やら

うんと

たくましい賑やかさを

兼ね備えていると思う。

視線がうつむく日に限って

私のそばで、

静かに前方を指差してくれるのだ。

 

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ファインダーを覗いて

シャッターを押し続けていたら

何故か

黄色ばかりを追っていた日があった。

 

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落ち込んでいた訳ではないけれど

ちょっとだけ、

後ろ向きな事を考えていたように

思う。

 

上手くいかないのは

誰のせいでもなくて

誰かの気持ちの形と

誰かの気持ちの形が

好都合には引き合えなかった結果

なんだよな。

それでも、

摩擦を起して擦り減った角の部分は

やっぱり私にはキリキリとして

痛かったから、

誰のせいでもないのは解っていたのに

誰かを責めたくなってしまったんだ。

後ろ向きだと、反省した。

そして同時に

私が寄りかかっても

微塵も揺るがない

たくましい賑やかさを

どこかで追っていたのかも知れない。

 

無心になって遊ぶ君は

黄色い光の中で

黄色い光の虜になって

黄色い鱗粉を撒き散らしながら

あっちに行って、こっちに行って。

 

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さあ、始めよう、と

私の手を取るミモザのように。

明るい遊びを

飽きる事なく。

 

 

(昨年末からこの春まで、延べ、3000人の方々のご訪問を頂きました。

お得情報の掲載も、ハウツーも、商品ご紹介も、これと言ってしておりませんが

何かしらのご興味を持っていただいての閲覧であろうと、ブログ主は

大変恐縮している次第です。

日記と雑記、子供の成長記録に、愚痴に、覚え書き。そういったものの

ごった煮ブログですので、筆者といたしましては望外の喜びです。

有難うございました。)