あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

深い穴

 随分前から、迷っている事があります。それは、両耳にピアスの穴を開けるかどうかと言う事です。40歳を過ぎて、今更と思いましたが、若い頃から事あるごとに心に引っかかっていた事案でもあります。

 問題は、この私の体は誰のものであるか、という事なのでしょう。「せっかく親からもらった身体であるのに」と私の母は激怒します。イヤリングでは、装着した日の夕方には耳たぶがジンジンと痛みました。片方だけリングが外れてしまったり、肩が凝ってしまったりと、耳元のお洒落はその都度、考え直して来た私なのでした。

 宗教的に、民族的に、文化的に、身体に穴を開ける人達はいます。しかし、私達には身体へ人為的な穴を開ける習わしは存在しません。たかがピアスくらいで、と若いお母さんには笑いたくなるこだわりであるかも知れません。ピアスしかり、タトゥーしかり、許容範囲は世代によって異なるものです。

 私の息子達がもしピアスを開けたいと言い出したら、と想像してみました。賛成はしないでしょうが、止めもしないと思います。タトゥーに関しては、医療的な検査を受けなければならなくなった時、火傷を負う危険があるので反対するでしょう。親と子の身体の境界線。