あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

感情

一対の物の怪

万能ではないけれども、持てる限りの力を尽くして目の前にいる子等に向き合うところから何かがみなぎってくるのだと思うのです。怪力の英雄がいるわけではありません。無敵の魔法使いがいるわけではありません。そもそも「母」はそういった理想とはかけ離れ…

繋ぎ止められた心が、気ままな迷子を望んでいたとしても。

悲しい気持ちになったので、次男を背負って夜の通りに出ました。生真面目でいる自分が馬鹿馬鹿しくなり、相手の思いやりの無い言葉を恨めしく感じ、感情の持って行き場を見失っていたたまれなくなった為でした。 日中は皮膚がチリチリと焼け付くように暑かっ…

夢と希望で膨らんで。

6月最後の金曜日は日差しに恵まれた風の強い一日になりそうです。子供達が起き出してくる前、早朝のベランダから東の空を見上げると明るい橙色と透き通った浅葱色が薄紫色の雲に区切られながら天空いっぱいに広がっていました。 日が昇ってからはカッと強い…

あきらめなよ、どうやったってヒーローって柄じゃないんだから。

「無くては困るモノ」と「有ると便利なモノ」は、常に精査しなくてはいけないと思うんですよね。巷で流行している断捨離の基礎概念の一つでもあるのでしょうけれど、もっと踏み込んで言えば、自分にとって何が大切であるのかを炙り出す作業とでも言い得るで…

こじれるのなら、斜め上が良い。

可愛いモノよりも、カッコ良いモノに憧れてきました。ガーリッシュよりもボーイッシュを常に目指しておりました。小さい頃は男の子の友達とばかり遊んでいたように思います。魔女っ子が変身するキラキラしたアニメよりも、宇宙警察が悪の組織と死闘を繰り広…

発作的創作意欲

人によってはBGMから絵を起したり、創作物を造作したりする時があるでしょう。 例えば、『ガブリエルのオーボエ』という曲が、好きなのですが、これを聞きながら、私が即興で文章を書いたとしたら、というので、今日は曲を流しながらイメージするものを書い…

堕落論(耽美主義をひとかじり)

全部を受け入れてくれる相手からは、きっと人は離れられなくなると思います。どんな容姿であっても、どんな願望を持っていても、どんな性癖であったとしても、そのどれをも無条件で肯定してくれる相手が現れたとしたら、同性であろうと異性であろうと年齢差…

沙羅双樹の花の色

「経過観察です」と医師から言い渡されたポリープが私の胃には5、6個あります。バニラ味のバリウムを、必死の形相で飲み下して巨大な検査機械の寝台の上で、あっちへゴロゴロ、こっちへゴロゴロ。身体を回転、反転、捻って、仰向け、うつ伏せ、からの「逆…

『あかりの森’s 「イクメン」事情』(※天然もののイクメンの皆様には甚だ不本意な記事であると思いますので、閲覧回避を強く強くお勧めします。)

「こんなに価値観が違う人が、世の中にはいるのね」と、主人と連れ添ってから何度、遠い空を見上げたか分かりません。男女の違い、職種の違い、食物の好みの違い、嗜好品の好き嫌い、金銭感覚の隔たり、将来に対する展望の相違。合致するモノを探す方がむし…

ははははペダリング。

坂の上の地区に住んでいますので、最寄りの駅に向かうには高低差がかなりある急坂を下ります。自転車のブレーキを構えて一気に下る直前、大きく開けた視界には、深い青に彩られた富士山の夏の勇姿が遠望出来ます。清らかな流れに飛び込む寸前のような、一瞬…

大切なお知らせ:私、不機嫌、なう。

不機嫌でいることは誰のせいでもないのです。不機嫌になること自体は本人の気持ちがそのように動くからだと思います。勿論、故意に悪気のある他者から強制的に不機嫌になるようにもってこられたなら話は別なのです。そうでなければ、やっぱり不機嫌になるの…

雑記ing・備忘ing(ザッキーング・ビボーイング)

書くことが何もない日というのが私には驚くほど少ないです。と言うよりも全く無くて『あかりの森’s blog』が雑記帳の名で私の手元に有る事についてはそれで面目躍如だと思っているんです。ただ書く事が「出来ない」日はあります。雑記帳にまで手が回らない、…

私の手の中のリンゴは、何色をしていますか。

思いもよらぬ事で傷付くのは、暮らしの中にあれば誰でも茶飯事の事。取り立てて騒がなくても良いでしょうし、ましてそれを契機に自分を卑下しなくても良いと思います。特に仕事場では、オブラートに包まれていようが単刀直入に斬り込んでくる類であろうが、…

ヴィンテージ

人の細胞が、すっかり一人分入れ替わってしまうまでにほぼ60年掛かると聞いた気がします。また雨として降った水が、自然を循環して再び地上に降り注ぐには60年の月日を必要とするとも聞いた気がします。恐らく、何かしら覚え違いをしていると思うのです…

『あかりの森’s blog』を雑記帳たらしめている我が思考のいくつか(垂れ流し的な何かがあるので、覚悟のある方のみ入場可)

「日差しもすっかり夏らしくなりました。 夏の景物として知られるほととぎすは,死出の田長とも呼ばれ,この世とあの世を行き来すると言われています。ほととぎすがあの世の誰かに言伝をしてくれるとしたら,誰に何を伝えたいですか。」 出勤後、デスクに落…

ワレワレハ、チキュウジンダ……。

体脂肪25%。筋肉量36kg。身長150cmチョイ。量産型、昭和モデル。 個体識別名「あっこ」。非営利団体「我が家」管理。 次男1歳の授乳は完全終了ですので、おおよそこのポヨポヨ体型は自己のカロリー消費不足の賜物であります。確かに40歳を迎えて代謝は落…

幸福な「おかえり」の為に。

「お別れは、きちんとしてください。」 保育園の先生に言われた言葉は、ちくりと私の胸を刺しました。 次男1歳を送り届ける私は、登園した直後の教室でいかに彼が里心がつかないか、いかにスムーズに職場へ迎えるかだけを今まで考えておりました。 遅刻ぎり…

カラダなんて、本当はいつだって自由なんです。

頭が働くから体が動くのですけど、肝心の頭が稼働しない時には、まず体を起動させます。目覚めたながらも、寝床に仰臥したまま見上げる天井。眺めたきりでどうにもすっきり起き上がれない時には、両手を天へ向かって突き出します。勢いを借りて上体を起こせ…

仄暗い場所にあるもの

心惹かれるモノの事をつれづれに思い巡らせている時間というのは、癒しのホルモンがプクプクと放出されている瞬間であると思われます。ピカピカ光るセロトニンやら、ポカポカしたオキシトシンが太陽を浴びた木の芽が喜ぶように体中に行き渡る、そんなイメー…

家族の「いろは」、いろはの「い」。

待たされるのが嫌い。 約束と違うのが嫌い。 上からモノを言われるのが大嫌い。 恐らく、主人の主義主張はこういう特性に由来しているのでしょう。AB型獅子座、建設業界勤務取締役、175センチ、体重0.1t(!)、3人兄弟長男。あんたがたどこさ、ひごさ、ひ…

私達はスピリチュアル

デスクの脇に飾ろうと、拳サイズの観葉植物を買いました。雑貨屋で購入したので本体と器で400円の買い物です。機能的で清潔だけれども白を基調としたやや殺風景な職場。最低限の物だけを置いた私のデスクは、それこそどこに出しても恥ずかしくないほどの…

台所で叶える夢

どこにでも売っていそうで、案外、探すのに苦労する飲み物、メロンソーダ。 ちょっと前までは大通りに面した喫茶店のメニューに必ず載っていました。言い方は良くないですが、あのセロファン用紙みたいな人工的な緑色は、子供の頃の私の特別感をひどく刺激し…

さみしさの隣に

さみしさ、は、根本的で本能的で先天的な感情だと思います。 そもそもが遺伝子に組み込まれている仕組みでしょう。さみしくなければ人は相手を求めませんし、相手を求めなければ誰かといようともしないでしょう。出会おうとしなければ、そこで血脈は途絶える…

幸先の作り方

朝起きて、最初に言われる「お母さん、おねしょしちゃった」の申告。前日の夜、就寝前に立てていた綿密な翌朝の段取りなんて、積み木のように簡単に崩れるものです。「マジか」と、ひとまず崩れた積み木が、どれだけ散らばったかを冷静に見まわし「とりあえ…

大福の矜恃

音響の世界では、そこにある静寂を表す為に、例えば壁に架けられてある時計の秒針が動く音を入れたりするそうです。静けさの際立つ時に、日常でも何故かキーンと耳鳴りに似た音が聞こえる気がする時があります。ひっそりとした林の中を歩いている際にも実際…

たぐいまれ

一人で決断して どこかへ向かって歩いて行くのは 寂しくもあり不安でもある。 孤独になりたくなくて 大勢の輪の中にたたずんで 両隣の人に満遍なく笑いかけ、 タイミングを見計らって相槌を打ち、 適度な質問で話題を広げる等する。 一人ではない自分に安心…

「これくらい」の器に。

何という事はない。 器が大きいとか小さいとか それを推し測る計量カップが 器に対して大きいとか小さいとか その程度の話だ。 もっと問われていいのは 自分に嘘を吐かないか、だとか 今日も相手に親切だったか、だとか そういう計量できない物事への 自分の…

ほどける

モノレールの車窓から眺める眼下には 白や赤、淡いピンクのハナミズキの群。 明るい色の雲を踏み進んでいくような 春の強い日盛りの午後。 きつく結ばれていた私が、 身体中あちこち穴だらけになって パラパラ鱗が剥がれて やがて、ゴトリ、と腕が外れて ポ…

あらゆるオートクチュール

「じゃあ、何が出来るんですか」 じゃないだろう。 「じゃあ、何をしていこう」 だろうし、 「じゃあ、これをしようと思うんだけど?」 だろう。 居心地良くするってのは そんなところからしか始まらないよな。

笑う哲学

悲しくても 笑っていよう。 そういう健康法は たぶん、私の体質には合わない。 融通が利かないから ちぐはぐな事をしていると 恐らく私は どこかでパンクすると思っている。 前向きな事も 積極的な事も 肯定的な事も それはとてもとても大切だ。 だからと言…