あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

こどもたち

「あほ」ってこういうことを言うんです。

どんな人に育ってほしいかと尋ねられたら、息子達には「自分の人生を自分自身の力で豊かにして行ける人に育ってほしい」と答えるでしょうか。 出来れば、人の為に努力出来る人であってほしいです。誰かの役に立つ為には、何も出来ない自分では困るでしょう。…

学会レベルで決まってるんですよ、努力しなくても、君は素晴らしいって。

ヘビースモーカーの107歳。車を転がして買い物に出掛ける102歳婦人。長寿社会になったとは言え、世界にはまだまだ驚異の高齢者が存在します。不摂生と健康寿命には何の因果関係も無いというのは、近年の遺伝子化学の世界では常識になりつつある事なの…

母ちゃん、啖呵を切る。

ルームシェアを許す程に親密ではないけれど、いつも遊びに出掛けるとなると誘い合ってつるんでいる間柄の友達。今の私と主人との関係は、恐らくソレです。 同居している頃に経験した苛立ちや憤懣は、別居生活へと軸をずらした途端にモヤのように薄れて行きま…

「僕だから、出来て当たり前」。気持ち良くそう断言出来なくなった「かつて」の「僕たち」へ。

今月7歳になる長男は、もうすでに幼子ではなく、すっかり少年です。悪ふざけをする同年代の友達同士、肩をぶつけあって歓声を上げる姿は我が子でありながら、何故か遠い存在のようです。緑濃い芝生の広場に、仲の良い猟犬の兄弟を解き放ったら、きっとこん…

ママ友、さじ加減の難しさに、我、じっと手を見る。

家庭ごとにポリシーがあるので、それを否定するのは我が家をも否定するのと同意です。けれども私は釈然としない経験を先日の学童のお迎え時に味わいました。 1年生の息子は放課後、学童保育所へ直行します。私の迎えを待って帰宅するわけですが、その日、迎…

やはらかに、こもる、秋。

きっかりと、1年経ちました。私と子供達と、42平米の木造の2階に仮住まいしてから、早いもので。 専業主婦で無かったから思い切れた事なのかも知れません。就業して経済力が我が身にあるという心強さは何ものにも替えがたいです。小さな頃から男勝りだっ…

散文(覚え書き) 弥生

私と子供達だけの生活も、丸4カ月です。 2月末に今までの仕事を退職し、3月1日より新しい職場に入りました。 1月から通い始めた茶道教室は、私用でお休みする事もありますが、楽しくお稽古をさせていただいています。 一週間前、お茶の先生が、お庭に植…

恩寵

八つ当たりをしている人は、本当は自分が泣き出したいくらい辛い人なのではないかと思い至りました。結局、泣いてしまえば、いくらか楽になるのでしょうけれど、泣き出すタイミングやきっかけがなくて、パンパンに膨れあがった重いお腹を抱えて右往左往せざ…

夢を食べる。

子供の頃に憧れたのは、自分の大好物が山のように積まれた風景です。心躍る物が、視界を埋め尽くす、それに興奮するとは実にいとけないというか、無垢というか、他愛のないものですね。けれども、子供にとっては結構本気で叶えたいような夢であったり、譲れ…

冬を纏う子

古びた物、ひなびた物に愛着を覚える私ですので、和室がある物件を探して、なおかつ賃貸料も考慮して今の住処にたどり着きました。木造2階建てのアパートの2階角部屋です。内装はリフォームされていて、お風呂とトイレも別、昔風の間取りはそのままに各部…

ゆらゆらと、ふるえ。

全く、容赦のないものなのです。子供達の成長スピードというものは、大人がのんびりと構えている間にドンドン加速度が付いていくのですから手に負えません。 アッと言う間に湯が冷めてしまう様な寒々とした浴室で、小さな湯船に私と、2人の息子達と、弁当箱…

「点」を置く。

「あるがまま」を受け入れ、現状へ自分の感情を馴染ませるのに、随分時間がかかりました。まだ不安定で、核の部分も落ち着かず、出来たての小惑星のように私は今でもグツグツと揺らぎ動いています。 二人の幼子を連れて、家を出る決意をしたのが去年の十月で…

兄と弟のブルース

「お兄ちゃんだから」と言う言い方が好きではありません。先日6歳の誕生日を迎えた長男はいよいよ来年春には小学校に上がります。4歳差(学年で言うと3学年違い)の弟と、兄弟喧嘩も激しくなってきました。まだ取っ組み合いの武術大会のようにはなってい…

路線図とポンコツ軌道

詰め込み過ぎると身動きが鈍くなるのは、データ処理でも人の仕草でも同じなのかも知れません。ですから意を決して、自分にそぐわない溢れ出た物を選別し、削ぎ落とす作業を任意の折に繰り返す必要があるのでしょう。 重苦しいのは人同士の関係である事もあり…

原石

イメージだけで表現するのなら、我が家の長男は「不純物をたくさん含んだ水晶」みたいな人だと思います。ちなみに次男は「伸びしろを残した鉄鉱石」。窓ガラスの一般的な硬度が“5”。水晶が7で、これで鉄鉱石を引っ掻けば傷が出来るとか。つまり、鉄鉱石の…

終わってゆく、君等の夏

井上陽水さんの『少年時代』や森山直太朗さんの『夏の終わり』の歌詞が心に響き何となくしんみりしてしまう頃、夏という季節が一区切りしたのに気付きます。家庭で過ごした色濃い思い出を抱えて、いよいよ新学期、子供達が一斉に学舎へと戻ってきます。 まだ…

見上げた空が同じ色なら。

体を支えるのもたどたどしかった次男も、はや1歳半。ベビーガードを取り外した子供椅子で随分上手にここ1週間食事をしています。手づかみ食べに熱中していた期間は、トータルすれば1,2ヶ月程度だったでしょうか。今でも勿論、食後は嵐の後のような食卓…

嵐の日にも。

妙に白い空から、細かい雨が降り続いています。今夜に関東地方へ最接近するという台風の影響で、電線が上下するほど風も強く、巻き上げられた細い雨があらゆる方向へと叩きつけられていきます。しばらくの猛暑続きで体力を使い渋っていた蝉達が、雨模様の中…

風の前の……。

「お母さんの方が先に死んじゃうからねえ」と告げた言葉に、5歳の長男はひどく驚いた様子で私を見返しました。「先に死んじゃうの?」と、疑り深い問いを発したまま何事か考えていた彼が、少しの間を置いた後言いました。「じゃあ、(お母さんは)小さくな…

「ぱれ部」活動日誌(『あかりの森’s bog』課外活動報告記):八景島シーパラダイス

週末、子供に「日曜日、どこへ行きたい?」と尋ねるのが、この頃の我が家では定番になっています。「水族館に行きたい」と長男が嬉しそうに提案しますので、昨日は神奈川県の『八景島シーパラダイス』に家族で向かいました。 高速道路も使用して、我が家から…

密着、24時! 余談、収録。

東京都立多摩総合医療センター。 我が家から車なら7分程度の距離にある総合医療施設です。小児総合医療センターと隣接していますので、幼子2人を抱えておれば、それはそれはよく利用する場所であります。周辺地域のER施設でもありますので、掛かり付け医院…

怪我の功名、棚ぼた身に付かず。

もう日付が変わってしまったので、これは「昨日の事」になります。先週と今週とは我が家は「何かが降りて来た」期間であるかのようで、次男、私、長男、再び次男、と見えない矢に胸を射抜かれて文字通り倒れました。まず、先週の頭から次男が発熱鼻水を伴っ…

「ぱれ部」活動日誌(『あかりの森’s bog』課外活動報告記):目黒から代官山へ

目黒の『雅叙園東京』へ出掛けました。最寄り駅から新宿経由で山手線目黒駅下車です。東京に嫁に来て幾年か経ちましたが、東京は大都会ながらもあちこち至る所に坂道が組み込まれているのを何度経験しても私は新鮮に感じてしまいます。実際に我が家があるの…

そぞろに祭りと、浮かれてみれば。

夏祭りなどと言うものは、大人だろうと子供だろうと浮かれて呆けて丁度良い物なんでありますよ。日が沈んだからと言って、一日中照り付けられていた地面や竪壁なんぞが急にヒンヤリ良い按配に冷える訳はありません。うつらうつらとしておったとしても、額に…

かゆくなるカノン

5歳児の語彙力がいかほどのものであるのか、侮っていたわけではありませんが、時々不意打ちを喰らって彼等の言い回しに笑い転げてしまう事があります。 今朝、登園の為に次男を背負って、長男のお供をしながら、自宅のすぐ裏にある長男の保育園へ向かってお…

夏の夕暮れ、母、想ふ。

花の季節も月の季節も、それぞれに心が引かれて私は好きなのですが、息子を2人も授かってからは、暑い夏にも親しみを持つようになりました。短い袖からはみ出した腕の表面を、融けた蝋のように濃度を持った鋭い陽射しが滑り落ちていきます。梅雨が明けて、…

砂の女(我が家の砂事情)

掃除が好きなのではありません。気持ち良く手入れの行き届いているのが好きなのです。主人は私をまるで「片付け魔」のように評すのですが、縦の物を横にもしない彼から見れば私は確かに病的に見えるかも知れません。 男性家系の家に暮らしてみて実感した事は…

背中で語る。

子供(男子)の習い事と言えばなんでしょうか。サッカー、野球、水泳。水泳は男女問わず「心肺機能を高める為」「水に対する抵抗をなくす為」「負担を掛けない有酸素運動」等の理由から人気でしょう。我が家も長男が3歳の頃に、何かしら体育をと思い巡らせ…

幕が開いたら。(読み聞かせについて思う事)

読み聞かせの時、私はいつも心の内の「誰か」をなぞっています。朗読劇の名手を真似るという作業、幼い日に聞いた朗読者の模倣のようなモノ。 市原悦子さんと冨田富士夫さんのコンビで送られた『まんが日本昔話』の語り口調は、殊に私の耳に深く深く留められ…

せーので言うよ、やってみよう!

歌謡曲にはいくつものジャンルがありますが、ラブソングとかクリスマスソングとかムード重視の物よりも、5歳児長男にはやはり「元気ソング」がお誂え向きです。彼の情報収集場所は保育園で、運動会の競技でBGMに流れていたり、発表会のダンスミュージックで…