あかりの森's blog

7歳、3歳の怪獣達と楽天家シングルかーちゃんの雑記帳。主にのほほん、時々、真面目。

家族

告解

好き嫌いなく、出された物は何でも食べる主人を、私はある種の憧れを持って眺めています。好んで食べない物はあると言いますが、見ただけで虫酸が走ると言う程、不得意な物は無いそうです。対して、私は、もうそれこそ我が儘で凝り固まった偏屈の域に居る身…

怪我の功名、棚ぼた身に付かず。

もう日付が変わってしまったので、これは「昨日の事」になります。先週と今週とは我が家は「何かが降りて来た」期間であるかのようで、次男、私、長男、再び次男、と見えない矢に胸を射抜かれて文字通り倒れました。まず、先週の頭から次男が発熱鼻水を伴っ…

「ぱれ部」活動日誌(『あかりの森’s bog』課外活動報告記):目黒から代官山へ

目黒の『雅叙園東京』へ出掛けました。最寄り駅から新宿経由で山手線目黒駅下車です。東京に嫁に来て幾年か経ちましたが、東京は大都会ながらもあちこち至る所に坂道が組み込まれているのを何度経験しても私は新鮮に感じてしまいます。実際に我が家があるの…

かゆくなるカノン

5歳児の語彙力がいかほどのものであるのか、侮っていたわけではありませんが、時々不意打ちを喰らって彼等の言い回しに笑い転げてしまう事があります。 今朝、登園の為に次男を背負って、長男のお供をしながら、自宅のすぐ裏にある長男の保育園へ向かってお…

繋ぎ止められた心が、気ままな迷子を望んでいたとしても。

悲しい気持ちになったので、次男を背負って夜の通りに出ました。生真面目でいる自分が馬鹿馬鹿しくなり、相手の思いやりの無い言葉を恨めしく感じ、感情の持って行き場を見失っていたたまれなくなった為でした。 日中は皮膚がチリチリと焼け付くように暑かっ…

「麻」が来た。(我が家の買い物実録)

良い買い物をしました。寝苦しい夜に相応しい、敷きパッドです。肌に接する表面部分は混じりっけなしの国産麻100%で、裏地はポリエステルと綿の混紡にて機能的。それから詰め物は綿でも化学繊維でもなく、これもシート状に重ねた麻です。 使い心地から言…

夏の夕暮れ、母、想ふ。

花の季節も月の季節も、それぞれに心が引かれて私は好きなのですが、息子を2人も授かってからは、暑い夏にも親しみを持つようになりました。短い袖からはみ出した腕の表面を、融けた蝋のように濃度を持った鋭い陽射しが滑り落ちていきます。梅雨が明けて、…

主人という人の、仕事というもの。

電話口の向こうの相手が誰だかは解りませんが、先に帰宅していた主人は仕事机に座り、かなり険しい表情でその電話先の相手を叱責していました。私は子供達を玄関先からリビングの方へと誘導したのですが、父親の在宅を喜ぶ彼等はすぐに主人の仕事部屋へ群が…

単発の想い・3連 Ⅲ

・収納について思う事 収納スペースが充実していると、確かに細々した物がそこへ収まるので片付けが上手に回っているように思えます。ただ、実際には目立った場所にモノが置かれていないわけで、物理的には「移動」しただけに過ぎません。我が家は主人の方針…

砂の女(我が家の砂事情)

掃除が好きなのではありません。気持ち良く手入れの行き届いているのが好きなのです。主人は私をまるで「片付け魔」のように評すのですが、縦の物を横にもしない彼から見れば私は確かに病的に見えるかも知れません。 男性家系の家に暮らしてみて実感した事は…

背中で語る。

子供(男子)の習い事と言えばなんでしょうか。サッカー、野球、水泳。水泳は男女問わず「心肺機能を高める為」「水に対する抵抗をなくす為」「負担を掛けない有酸素運動」等の理由から人気でしょう。我が家も長男が3歳の頃に、何かしら体育をと思い巡らせ…

せーので言うよ、やってみよう!

歌謡曲にはいくつものジャンルがありますが、ラブソングとかクリスマスソングとかムード重視の物よりも、5歳児長男にはやはり「元気ソング」がお誂え向きです。彼の情報収集場所は保育園で、運動会の競技でBGMに流れていたり、発表会のダンスミュージックで…

沙羅双樹の花の色

「経過観察です」と医師から言い渡されたポリープが私の胃には5、6個あります。バニラ味のバリウムを、必死の形相で飲み下して巨大な検査機械の寝台の上で、あっちへゴロゴロ、こっちへゴロゴロ。身体を回転、反転、捻って、仰向け、うつ伏せ、からの「逆…

寝かし付け作戦必要無し。寝ない子は寝ないでよろしい。悪モノなんてどこにもいません。

誰の育児論でもありません。幼い頃の自分がそうであったかは、憶えていません。いつの間にか我が家がそのようになっていた、というだけの話です。 我が家では時々手こずりはしますが寝かし付けを苦行だと感じた事はありません。誇張ではなくて、寝かし付けを…

夏の夜の思い出便り

闇の中に光る蛍。父に連れられ初めてみたその光は黒い画用紙に開けられた画鋲の穴のように、あるかなきかの微かな青白い点でありました。丁度、苗代に稲が育ち、水を満たした田んぼへ明日にも植え付けが始まろうとする頃。梅雨入り前の晴天が続いた、こんな…

『あかりの森’s 「イクメン」事情』(※天然もののイクメンの皆様には甚だ不本意な記事であると思いますので、閲覧回避を強く強くお勧めします。)

「こんなに価値観が違う人が、世の中にはいるのね」と、主人と連れ添ってから何度、遠い空を見上げたか分かりません。男女の違い、職種の違い、食物の好みの違い、嗜好品の好き嫌い、金銭感覚の隔たり、将来に対する展望の相違。合致するモノを探す方がむし…

断捨離という贅沢

日常生活を機能的にこじんまりとまとめるのが、気持ちの良い暮らし方であるという風潮です。空間に溜まった余計な物を取捨選択し、出来るだけ捨て去る事。複雑に入り組んでしまった人間関係を、本当に快い間柄の方々だけを残して疎遠にしてしまう事。身の周…

颯爽っ、サイクリスト!

5歳長男が20kg。1歳3か月次男が10kg。毎日の保育園送迎に次男をおんぶし、長男が通う保育園(兄弟で別々の保育園登園)で甘えた5歳児に抱き着かれでもしたら、私達3人でほぼ50ccバイク一台とシーソーが出来ます。 育ち盛りの2人の兄弟、大きくなりこそ…

築城

物に対する決まった形を望まないのが、主人が持つ特徴の一つだと思います。食べ物の好き嫌いが無いので、晩御飯のメニューにオーダーはありません(ただし、出された物が美味しいかそうでないかは辛辣に評価します、こちらサイドは多少の面倒臭さを感じます…

「ぱれ部」活動日誌(『あかりの森’s bog』課外活動報告記)

木漏れ日から抜け出して燦々と陽の照る場所へ、すぐにまた鬱蒼とした木陰へと飛び込んで。自転車に跨った息子の背中は近くになったり遠くになったり、光と影を縫い取りながら緑に染まるパッチワークの森を進む。専用道路を一途にこぎ続け、ひだまりの奥によ…

椀の幸

毎日、我が家は味噌汁が出ます。炊事は100%私の担当なので(主人が主張する「俺だってやろうと思えば出来るんだ。しかし、何もかも俺がしてしまうとお前(私)がそれに胡坐をかいて甘えてしまうからあえて俺は手を貸さないんだ」という内容。夫婦喧嘩の…

カラダなんて、本当はいつだって自由なんです。

頭が働くから体が動くのですけど、肝心の頭が稼働しない時には、まず体を起動させます。目覚めたながらも、寝床に仰臥したまま見上げる天井。眺めたきりでどうにもすっきり起き上がれない時には、両手を天へ向かって突き出します。勢いを借りて上体を起こせ…

家族の「いろは」、いろはの「い」。

待たされるのが嫌い。 約束と違うのが嫌い。 上からモノを言われるのが大嫌い。 恐らく、主人の主義主張はこういう特性に由来しているのでしょう。AB型獅子座、建設業界勤務取締役、175センチ、体重0.1t(!)、3人兄弟長男。あんたがたどこさ、ひごさ、ひ…

台所で叶える夢

どこにでも売っていそうで、案外、探すのに苦労する飲み物、メロンソーダ。 ちょっと前までは大通りに面した喫茶店のメニューに必ず載っていました。言い方は良くないですが、あのセロファン用紙みたいな人工的な緑色は、子供の頃の私の特別感をひどく刺激し…

幸先の作り方

朝起きて、最初に言われる「お母さん、おねしょしちゃった」の申告。前日の夜、就寝前に立てていた綿密な翌朝の段取りなんて、積み木のように簡単に崩れるものです。「マジか」と、ひとまず崩れた積み木が、どれだけ散らばったかを冷静に見まわし「とりあえ…

故人を偲ぶ。

主人は70歳で人生を終える、と心に決めているそうです。 男性の平均寿命よりも、少し若い一生ですね。希望は「生涯現役」。現在、47歳ですから、後23年生きられるとしてここまでで人生の2/3を消費した事になります。 健康な長生きに否定的なのではな…

風が吹いたら桶屋が損する法則

カチンと来る沸点とやらが 割と低い私が 朝からカチンと来たので 憤懣の元凶である 主人と一戦交えた。 巻き添えを食う子供達は 全くたまったものではないのだが、 そもそもの「元凶」がソファーの上 我関せずでふんぞり返っている事に ますます火に油を注ぐ…

あなどるなかれ、田舎はかくも厳粛な場に候。

ある程度の不便を無視すれば 田舎暮らしの「日常」は 子供達には目新しい宝物で溢れているようだ。 仏壇の線香立てでいたずらをしようとする次男。 かつていたずらを実行に移した経験を持つ長男。 眉間の皺を深くして何とか阻止しようと試みる彼等の祖母。 …

ポラリスの涙

「お兄ちゃんが欲しいな」 食卓に座る君が笑顔で言う。 わずかばかりの傷もない みずみずしいいつもの食卓で。 私にその笑顔を向けた後、 君はまた食事に熱中する。 すぐに返事が出来なかった私は 驚いたら良かったのか 笑い返せば良かったのか 悲しめば良か…

ばぶりー!

なんだか デジャヴュでしたよね。 年代的には、 私は少し後なんですけど 幼い頃、 テレビをにぎわしていた ポップスグループがありましてね。 ご存知ですかね。 彼等が歌っていたのは、そう、 「Choo Choo TRAIN」(チュー チュー トレイン)。